2016.01.25
ファッションビル超画一化はどこまで進む
一方、画一化が進みすぎてしまったのは大手不動産系や電鉄系が手掛ける大型ビル。いい加減商業施設側も「どこに行っても同じだね」と言われるのはマズいと気づいた(遅いよ!)らしく、今年度オープンする施設やリニューアルする施設(表参道ヒルズなど)は脱・画一化をはかっている。高い家賃を払える企業は限られている中、どうやって違いを見せるのか。その裏技が、ズバリ国内初出店と新業態だ。
ビームスなのにビームスではない看板の店、アローズなのにアローズに見えない店などファッション企業のこれまでのノウハウをいかし、新たに開発したブランドやセレクトショップが出てくるはず。そしたら今度は「あ、この店見た事ない!」「あ〜、それ〇〇がやっている店だよ」なあんて会話が聞こえてきそうだ。もっとも、重要なのは名前や見た目ではなくて、内容なんだが…。
3月には東急不動産の東急プラザ銀座、三菱商事のマリン アンド ウォーク ヨコハマが横浜赤レンガ倉庫近くに開業予定だ。それぞれ国内初出店や新業態というワザを駆使しているらしいので、どこまで新しさを出せているかを楽しみに見に行こう。