TOKYO REAL BEAUTY

2020.04.22

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ぐっすり眠るということ


今回ばかりはみんなが初めての経験。両親も尊敬する人生の先輩もいつもお世話になっている美容の仲間たちも、今までに経験したことのない“非日常”とどのように向き合い、対処していいのかわからないでいる。その不安が外出自粛生活にも影を落としてきた。
この前、友人から「いろいろ考えたら眠れなくなっちゃって……」と電話があった。いつもはメールやラインなどで連絡を取っていたから「電話なんて珍しい」と思ったのだが、こういう時だからこそ余計に声を聞きたくなったのだろう。

このコロナウイルスの影響でというわけではないのだが、私もつい最近、慢性的な睡眠不足から脱出したばかり。というのも、今年の始めに睡眠特集を担当し、世界でも「睡眠研究といえばこの人」と言われるスタンフォード大学の教授に取材させていただけるチャンスがあり、睡眠の大切さを実感したから。

アメリカから一時帰国し、1日だけ取材日が設けられたのは昨年12月のクリスマス。聞くところによると経済紙や専門誌など7〜8社のインタビューがすでに入っていて、奇跡的にねじ込んでもらえたのだ。
取材はとても面白く、予定時間を30分もオーバーして(後ろの人たちは申し訳なかったのだが)、たっぷりと話を聞くことができた。
先生は「寝ることって大人になればなるほど、意識して行わないとできないものなんだよ。実はものすごく体力が要るからね。でもね、寝ることを怠ると体だけじゃなく、心のバランスも崩れてしまう。だから睡眠はしっかり取ったほうがいいんです」と。
さらに、「良い睡眠というのは【量】よりも【質】。そして良い睡眠を取るために睡眠環境を整えてごらん」とアドバイスいただきました。



「まずは寝る時間、寝る場所を自分の体に覚えさせること。時間はできるだけ毎日同じ時間に寝るように。そして寝室は寝ることだけに集中する部屋にすること」と。 改めて部屋を見回すと、確かに“いい眠り”を得られる場所とは言い難く(苦笑)、早速、ベッドの位置を変更し、部屋の出窓にはグリーンを配して見た目にもリラックスできるように改造してみた。また、アロマの香りを部屋全体にスプレーして、香りで緊張を解きほぐす工夫もしてみたところ……これが、ものすごく私に合っていた。

選んだのはイギリスのラグジュアリー オーガニック スパブランド「bamford(バンフォード)」のピロースプレー。フランキンセンスとラベンダー、マジョラムの香りをブレンドした優しい香り。寝る1時間前にスプレーして、寝る時は香りが少し残る程度にしてベッドに入る……たったこれだけのことだけど、私の睡眠の質を驚くほど高めてくれたのだ。



ぐっすり眠ることがこんなにも気持ちよいことだったのかと、私にとっては“非日常”の生活が思わぬ好転をもたらしたことに驚いている。翌日は体も軽く、頭もスッキリ。早寝早起きの健康的な生活になったのだ。

「こんな時だからこそ、できること」
「こんな時に、やって良かったこと」
不安が脱ぎ去るわけではないが、今できることを少しずつ。心の安らぎを見つけて欲しい。友人の気持ちが少しでも穏やかになりますように。

バンフォード ピローミスト 50mL ¥3800(税別)/バンフォード

(Text:長谷川真弓)

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