2015.11.08
東京には、色々な味わいと、それを堪能できる要素がある。食やファッションといったライフスタイルはもちろん、最近メディアでも多く取り上げている下町文化に自然など、情報も豊かで興味の湧くことや場所も多い中で、今回は、“大人が楽しめる&興奮できるスポット”に焦点を当て、初体験の『東京シティ競馬』(以下TCK)、トゥインクルレースを紹介したいと思う。
遠足気分で行くも良しの大人の遊び場
「草と動物の匂いが感じられる」「間近で動物が見られる」「B級グルメが味わえる」「見た事の無い景色が望める」「興奮できる」など、まるで動物園に行ったときのような不思議と興奮が入り交じる大井競馬場。正門で入場料100円を支払い、しばらく歩いたその先にパドックが見えてくる。パドックでは、レース直前の競走馬をチェックすることができ、柵はあるもののかなり間近で馬を見ることができる。「お馬さんだよ~」と子供に話しかけているファミリーの姿もあったりと何だかほっこり気分になれたりもする(スタンド外エリアには、キッズルームをはじめ、ベビーベッドや授乳室も設置している)。
パドックの向かいには、グッズショップやレストラン、指定席のある4階建ての新スタンド・L-WINGが。大井競馬場の中でも、ずば抜けてキレイかつ心地良い空間を演出している。
午後から夜まで満喫できる『TCK』の魅力
午後から競馬が楽しめる『TCK』。この日は14時20分開門。
ギャンブル慣れをしていない筆者は、100円から賭けられると聞いて軍資金を2500円と定めて6~12レースまでをトライ! 専用シートにマーキングしたら発券機へ。わからないことがあれば警備員や窓口スタッフが親切に対応してくれるので初心者でも気軽に購入できる。何レースかトライしている中、周りの人たちと一緒に「負けたー!」「次だ、次!」「お、当たったぞ」と“一喜一憂”を体感。時には、何を言っているのか不明な人もいたり、人生について語る人との触れ合いもありますが、そこはご愛嬌。宝くじを買うように100円が数万円になることもあるというから夢がある。
縁日のような面白さとB級グルメが味わえる
初めて尽くしのことでキョロキョロ&ドキドキしながら、アテンドの友達2人と待ち合わせの場所・4号スタンドへ向かう途中、物産展のような催し(※1)やB級グルメの焼きそば、たこ焼きなどのお店もあり「お祭りみたい!」という気持ちになりテンションもアップ! 想像していた競馬場の様子とは異なり、縁日のようなワクワク感もあって驚きの連続。
辿り着いた4号スタンドは、5階にゴンドラシート、カップルにおすすめのボックスシートなど多彩な設備がある。このスタンドの1階には常連さんに大人気の『幸福堂』があり、人気メニューは、もつ煮と焼き鳥とおでん。
味噌仕立ての汁を吸ったもつ煮は程よい食感も◎。お酒との相性抜群。ビールにサワー、日本酒とお酒が進みます。常連さんの中にはラーメンを注文する人も多いそうで、次回はチャレンジしたいと心に誓う。
そんな中、利き手には鉛筆、逆の手には焼き鳥を持ち、競馬新聞とにらめっこをしたり、馬券購入のためシートにマーキングしたりと器用にあれこれをこなすオジサマを横目に、購入した馬券を手に持ちライトアップされた馬場が見える2階席まで移動。パノラマの景色と馬場が望める2階席は、ギャンブル心を抜きにしても気持ちの良い空間でカップルの数の多さにも驚き。
周りを見ている(観察している)間に、気付くと馬場の柵前にたくさんの人が! メインレース(11レース)のスタート目前、熱気と興奮が伝わってくる。管楽器を手にした素敵な女性メンバーが並びファンファーレの音が鳴り響くと、さらに人の数も増えて筆者の興奮もMAX!
馬が全速力で走る姿は、もしかしたら競馬場でしか見れないやも? と考えつつ、見入っていると早くもレース終了……。結局、6レース中当たりはありませんでしたが、「100円の入場料で楽しめる」「2500円ほどの軍資金でも一喜一憂&夢心地を楽しめる」を考えると、“大人が楽しめる&興奮できるスポット”としては悪くない。
「夜は、いい夢みませんか。」のキャッチコピーのトゥインクルレース(※2)は、夕方~21時前後まで堪能できるので、平日の夜はもちろん、週末のデートプランの参考にするも良し。
東京での楽しみ方に退屈している人や競馬場に行ったことが無いという人は、試しに足を運んでみてはいかがでしょう。
(※1)不定期に開催されるので事前のチェックと問い合わせ必須
(※2)年内は12月25日まで(午後14:40開門)の予定。開門含め詳しい情報はHP要確認
東京シティ競馬 www.tokyocitykeiba.com