2017.03.21
突然ですが、水餃子にハマっています。焼餃子ではなく水餃子。邪道とお思いでしょうか。いえ、本場中国では餃子といえば水餃子。つい先日まで取り憑かれたようにチャーハンを食べていた私。永年変わらぬ味を作り続け、そこに行かなければ食べられない独自性の高いチャーハンに魅了されておりましたが、水餃子だって同じ中華料理だし。そんな少々強引な流れで、TOKYO的水餃子を集めてみた。
まずは名店、本場の味めぐり
女子から絶大な人気を誇る
按田餃子の水餃子＠代々木上原
私が水餃子にハマったのは、按田餃子の水餃子に出会ったから。とあるガイドブックの仕事で初めて按田餃子を訪れたのだが、ゆるいチャイナな感じというか、独特の雰囲気に一気に惹き込まれた。水餃子は豚肉と鶏肉をベースに、「白菜と生姜」「香菜と胡瓜」「大根と搾菜」「カレー風味と人参」の4種類。褐色の皮は殻ごと挽いたハトムギの粉を練り込んだもので、タネの包み方も個性的。さらにここの水餃子ときたら、ニラもニンニクも使っていないという。とことん女性に配慮した水餃子は、ミシュランに２年連続掲載された実力派。取材後１週間で再訪してしまう、中毒性の高さは立証済みだ。
オーダー：水餃子定食（1050円）
按田餃子（あんだぎょうざ）
住所：渋谷区西原3-21-2 1F
TEL：03-6407-8813
営業時間：11:30〜22:30
定休日：火曜
アクセス：代々木上原駅より徒歩3分
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131811/13140146/
ツルツルした喉越しがたまらない
赤のれんの水餃子＠六本木
以前勤めていた会社の近くにあり、昼も夜もお世話になっていたラーメン屋。昼はラーメンに高菜ごはんや明太子ごはんがついたランチセット、夜は自家製水餃子やメンマをつまみに１杯、〆にラーメンというのがお決まりのパターン。ラーメン屋なのに焼餃子はなく水餃子のみ、という潔さに自信の高さがうかがえる（丸ビル店には焼餃子があるらしいが）。小ぶりでワンタンのような薄い皮に包まれた水餃子は、ツルツルと喉越しがよく何個でも食べられてしまう軽やかさ。さりげなくかけられた、ごまは香りも風味も絶妙。
オーダー：水餃子（320円）
赤のれん
住所：港区西麻布3-21-24 第五中岡ビル1F
TEL：03-3408-4775
営業時間：11:00～翌5:00
定休日：日曜
アクセス：六本木駅から徒歩15分
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13001341/
本場点心師が作る皮がウマイ！
永利の海鮮水餃子＠池袋
餃子フリークな女優・鈴木砂羽が“餃子の宝石”と評した永利の水餃子。人気の海鮮入り水餃子をいただいたが、皮がもちもちでエビがぷりぷり。「ウマイ！」のひと言に尽きる味わいであった。つるっとした喉越しのよさというより、ほどよい皮の厚さと餡の大きさで、水餃子のおいしさを噛み締めて味わえるといった印象。どうやらここのお店、本場中国から招かれた点心師が餃子の種類に合わせて皮と餡を1つ1つ手作りしているという。そりゃウマイはずですわ。
オーダー：三鮮水餃（620円）
永利（えいり）
住所：豊島区池袋1-2-6 ベルメゾン池袋
TEL：03-5951-0557
営業時間：11:00～23:30
定休日：無休
アクセス：池袋駅から徒歩4分
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13005595/
焼餃子の名店で水餃子を食す
スヰートポーヅの水餃子＠神保町
昭和30年創業の老舗、スヰートポーヅのメニューは焼餃子・水餃子・天津包子の３種類のみ。皮で具をくるりと軽く巻いてあるだけの“閉じない”焼餃子が有名だが、あえて水餃子を注文。出てきた水餃子のルックスは、想像以上にプルンプルン。分厚い皮を噛むと弾けるように肉汁が飛び出し、ジューシーな味わい。具は豚肉、白菜、ニラなどシンプルなもので、ニンニクが入っていないのが特徴。餃子というより焼売に近い肉感たっぷりの味わいであった。
オーダー：水餃子（700円）
スヰートポーヅ（スイートポーヅ）
住所：千代田区神田神保町1-13-2
TEL：03-3295-4084
営業時間：11:00～15:00、16:30〜20:00（土・祝日は11:30〜20:00）
定休日：月・日曜
アクセス：神保町駅から徒歩2分
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000637/
