2016.10.04
「朝食なんて、い～らない。時間ないし、めんどくさいし」というアナタへ。たまにはしっかり食べてみてはどうだろう？朝食にかける時間なんて、たかが知れているとは思えない？余計なお世話は百も承知で、さらに言わせていただくと、アラフォーになって体力の衰えをひしひしと感じ始めた今日この頃、気になるのはやはり“栄養バランス”と“味”だ。これらに則って厳選した、とっておきの朝食スポット4店をご紹介したい。
〜二日酔いの朝には、お腹に優しい朝粥からスタート〜
おかゆと麺のお店 粥餐庁（カユサンチン）京王モール店
＠新宿
朝粥をパパッと手軽に食べるならココ、「おかゆと麺のお店 粥餐庁（カユサンチン）」がオススメ。「蒸し鶏のおかゆセット」（454円）のほか、「干し海老とザーサイのおかゆセット」（362円）、焼き鮭、梅、海苔、ゴマのトッピングが楽しめるおかゆ膳（547円）の計３種類から選べる。
朝7時台でも出勤前のサラリーマンやOLの人たちで、店内はいっぱい。タンパク質、カルシウムなど、必要不可欠な栄養素を含みつつ、超低カロリー（どれも200kcal前後とのこと）。それでいて、腹の底までガツンとくる食べごたえ。お粥ってすごいなぁと、改めて思った。唯一、ここの焼き鮭は若干冷たいのが気になるが、お粥と混ぜてしまえばすぐに温まるから結果オーライ。飾らない味は、シンプルに美味い。
朝11時以降は、ほうれん草、そら豆、チンゲン菜がどっさり入った緑のお粥やトマトぎっしりの真っ赤なチーズ粥など、ユニークなメニューも。ちなみにお粥は、民族学的に”ハレの日”の食事として親しまれてきたのだそう。あいにく、この日は台風が来るや来ないやの雨空だったけれど。
おかゆと麺のお店 粥餐庁（カユサンチン）京王モール店
新宿区西新宿1 南口地下街1号 京王モールエリアA
TEL:03-5339-1335
http://www.ghf.co.jp/kayu-santin/
〜遅く起きた休みの日の朝に、豪華な朝食で気分もリッチに〜
ホテルニューオータニ『SATSUKI』
＠赤坂見附
“健康”と“発酵”をテーマに、今年4月25日から『新・最強の朝食』として新たにスタートしたホテルニューオータニ「SATSUKI」の朝食ビュッフェは、180種類以上にも及ぶこだわりの食材を使った贅沢な朝ごはんだ。
最たる逸品のひとつは、「うえのはらハーブガーデンサラダ」。山梨県上野原市にあるホテルニューオータニ専用の畑で収穫された完全無農薬の野菜だけを使っている。
目玉のひとつは、「ピエール・エルメ・パリ」のパン3種類と、持ち帰りたくなるほどキュートな小ビン入りのヨーグルト。ここでしか食べれない名店の味を目当てにやって来るお客さんも多いのだそう。
玄米卵のオムレツは、従来のものより脂肪分が少なく、低カロリー。もちろんオーダーで調理してもらえる。
和食もすごい。愛知県で19代続く老舗「カクキュー」の有機八丁味噌と、長野県の有機大豆の信州味噌をブレンドしたみそ汁は、ほっこり和むふるさとの味。“長寿の神果”と言われるスーパーフルーツ「羅漢」や韓国直送の高麗人参で漬け込んだ梅干、栃木県佐野市の水で職人が手作りで仕上げたオリジナル納豆など、朝食の定番メニューにも抜かりがない。
『新・最強の朝食』は、1人5,000円。決して安くはないプライスだが、山口県の燻製職人の元まで運び、約1ヶ月かけて燻製されたという「オリジナルスモークフィッシュ」を食べてみて納得した。なんとまあ、なめらかで品のある味だこと。「ひと切れ1,000円」と言われても、私は喜んで払ったと思う。今こうして原稿を書きながらも、目を閉じれば、喉元
をツルッと通る味わいが鮮やかによみがえってくる。
週末や祝日には、30代後半～40代の女性客も多く、最近では朝食ビュッフェ込みの宿泊プランを利用した女子会も行われているのだそうだ。
ホテルニューオータニ SATSUKI
千代田区紀尾井町4－1 ロビィ1階
TEL:03-5275-3177
http://www.newotani.co.jp/tokyo/restaurant/satsuki/
NEXT> 日本最古の喫茶店で味わう“元祖モーニング”
