2017.02.22
恋愛の決め手は体臭と遺伝子!?
臭いは恋にも作用する。これは以前、何かの番組で実験を行っていたのだが、顔面偏差値が高い〜低い男たちを数十人集めて、女の子たちとお見合いパーティをしてもらったところ、当然のことながらイケメンに人気が集中した。
その後、男たちが何日も洗わずに着続けたTシャツを袋に入れ、誰のものか分からないように女の子たちに嗅いでもらう。「超臭〜い」「マジ無理」なんて悲痛な声に混じって、「嫌いじゃないかも」なんて反応もチラホラ聞こえてくる。
それを経て再度同じメンツでお見合いパーティをすると、意外にも当初は「あり得ない」とまで敬遠され人気の低かった男たちが続々とカップル成立。その子にとっては「この男と一緒にいたいかも」と思わせる“体臭”だったのだ。街中でよく見かける美女と野獣カップルは、ひょっとしてこの点が関係しているのかもしれない。
お年頃の女子が「パパ臭い」と言って父親から距離を置く、なんて話もよく耳にする。これは「“遺伝子”の影響だよ」と詳しい人が教えてくれた。嫌な臭いに感じるのは近親相姦にならないために嗅覚が拒絶反応を起こすのが原因。好きに感じる匂いは遺伝子が遠く、この人と子孫を残したいという人間としての本能を嗅覚が教えてくれるからだとか。
気になるあの人の好きな匂いをつけて、東京ライフを楽しもう
プレゼントでお互いに好きな匂いの“香水”を贈り合うなんて素敵だ。トップノート(最初の瞬間に匂う。消えるのも数十分程度と短い)。ミドルノート(〜3時間程度まで)、ベースノート(その後持続する匂い)があって、この場合はミドルやベースが自分の好みであることが大切。
だが、苦手な匂いだってある。いつも笑顔で接してくれる社内で一番人気の事務の子が隣の席にいるにも関わらず、彼女のつけてくる“香水”で気分が悪くなり、毎日が苦痛なことがあった。嫌な思い出が残った元カノが愛用していたからだ。街で見知らぬ女の子とすれ違った時、好きだったまま別れた元カノと同じ匂いがして、思わず振り返ってしまうのとは真逆のパターンだ。
だからリクエストがあれば、彼氏彼女、奥さんや旦那さんのためにも、これからは相手が好きな匂いを喜んでつけてあげよう。“香水”の奥深さについて知りたいと思った人には、18世紀のパリを舞台とした映画『パフューム ある人殺しの物語』がオススメだ。
ちなみにマルセル・プルーストが半生をかけて執筆した『失われた時を求めて』は、ある日何気なく味わった紅茶とマドレーヌから過去の記憶が蘇っていくが、そこにはきっと匂いも関係していたはず……“足の臭い”から始まったこの話、最後は思わぬところに着地した。
注
(*1) ホムパこそコスパが最も優れた男女出逢いの場所だ!!
(*2) 恐るべし口癖「ホントですか?」と言う女たち
(*3) 5000人の女の子たちが教えてくれたこと〜ある男の合コン手記〜