2016.11.19
すしざんまい(関東中心全国チェーン)
年始の風物詩、初競りで高額マグロを毎年必ず落札し破格で提供することで有名な『すしざんまい』。持ち点ゼロにしてしまい、関係者にはたいへん申し訳ないが、正直デートには不向きなお店である。彼が外国人であれば、純粋なデートとして楽しめるかもしれないが。
本気度 |-
不純度 |-
コスト |-
優越度 |-
展開のしやすさ|-
美登利寿司(目黒)
じゃあ『美登利寿司』なら良いでしょう、美味しいし!と思ったあなた。残念だが、不純はないが本気もないだろう。もちろん『美登利寿司』は、寿司屋の中では安価でネタがそれなりに旨く、いい店だ。しかし、人気店のため行列必須、ファミリー層でにぎやか、そしてシャリがデカい。友人か仲の良い同僚と楽しむべき店である。
本気度 |-
不純度 |-
コスト |★
優越度 |-
展開のしやすさ|-
いろは寿司(中目黒)
『いろは寿司』ならオマケでイケるでしょう!と思ったあなた。もはやデートのセンスが疑わしい。残念ながら探り合いをしている段階の男女には不向きである。メディア、広告、ファッション、美容関係者は、やたらといろはの座敷に集う。こういった業界の人なら、同業者にデートのデレデレ顔は見られたくないもの。メディア関係30代男性は、「いくら遅い時間に寿司が食べたくなっても、デートでは行かない。平日の遅い時間なんか必ず誰かがたむろしているし。連れていくとしたら、公認の彼女かな。」とのご意見。ははぁ、彼女に昇格した場合は本気度が高いが、微妙な関係の場合は勘違いで傷つかないよう、自らの “位置情報” を間違えないようご注意いただきたい。まあ、仕事仲間として食事をし、2軒目の展開に期待するのはご自由に。
本気度 |★
不純度 |-
コスト |★★
優越度 |-
展開のしやすさ|★
彼の家の近所の行きつけ寿司屋
彼の家の近所で気張らない店、しかもちょうど良い不純度である。いったい、ほどよい不純さを持ちつつ、本気でデートする彼はどこに連れて行ってくれるわけ!?『久兵衛』以外で!!と、そろそろ殺気立ってきた皆様に朗報だ。こういった場所に連れてきてもらえれば、あなたはかなり良い位置に居ると言って良いらしい。そんな時でも浮かれすぎずに、顔なじみの大将と彼の関係を測りつつ、彼にリードしてもらいながら食事をしたい。
本気度 |★★★★★
不純度 |★★
コスト |★★★
優越度 |★★★★
展開のしやすさ|★★★★★
自宅で手巻寿司(*番外編)
「お寿司食べたい♡」の要望に、「手巻き寿司しようぜ!」と発言し、爆笑の渦を起こした編集部40代男性の回答。だが、よくよく考えると、自宅手巻き寿司は本気度が最強なのである。調理技術はさほど必要がないものの、ある程度の家事力をさらさなければならず、買い出しにも手間とセンスが必要。つまり、店でカッコつけれる状況とは違い、等身大の自分で楽しませようとしてくれようとしていると推測でき、そのため本気度は最強になる。探り合いの段階では難しいが、いつかこんな展開も体験したいものだ。
本気度 |★★★★★★(満点越え)
不純度 |★★
コスト |★
優越度 |★★★
展開のしやすさ|★★★★★
このように、男性の選んだ店には女性に対する “位置情報” が詰まっている。そう聞くと、あまりいい気分はしないかもしれないが、相手の出方を図れる情報とも言えるだろう。逆に彼を試したい勝負師肌の淑女諸君はぜひ、自ら「お寿司食べたい♡」の札を出し、勝負をかけていただきたいものだ。