2016.12.07
「俺、いい店知ってるだろ?」と見せたいのは男の性分。リサーチも面倒なズボラ君もその願いが叶うよう、今回大手芸能事務所マネージャーと某テレビ局グルメバラエティープロデューサーに、業界人のここぞな店をこっそりご紹介いただいた。ぜひ、ミーハー心を隠しながら、チェックしていただきたい。
[某芸能事務所マネージャー談]
宗胡
@六本木
ミシュランで星を獲得し続けている老舗「精進料理 醍醐」のご長男が料理長を務める、精進料理の店『宗胡(ソウゴ)』。「醍醐」で修行を積んだ伝統的技法に現代の感性を取り入れ、気軽に楽しめる精進料理をいただけるとのことだ。ヘルシーな野菜中心の料理を、お腹いっぱいに食べられるとあって、モデルを連れて行くならココと、某芸能事務所マネージャーは言う。さらに、22時より始まるバータイムにも料理人が常在しているため、他の店ではいただけないような深夜メニューが楽しめるということも、時間の読めない芸能関係ではポイントが高い。あなたも、美容や身体づくりに熱心な、意識高い系女子を誘えば、喜んでくれること間違いなしである。
http://www.sougo.tokyo/index.html
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13179815/
バブルの残り香漂う男女を誘うならココ!
[某テレビ局グルメバラエティープロデューサー談]
鉄板焼き 貴真
@代官山
オープンよりまだ半年も経たずに、グルメバラエティープロデューサー御用達の店と聞き訪れた『鉄板焼き 貴真』。青を基調とした高級感溢れる空間と、事前リサーチを得ていたが、店内に入るなり漂うバブリー臭たるや。訪問した際に、黒光りの焼けた額が印象的なスーツ姿の男性とお水系の女性が2:2でワイングラスを傾けていたことも、それを助長した原因でもあるだろう。しかし、A5ランクビーフが炎を上げてフランベされる様子を目の前で楽しめる大理石づくりのカウンター、豪盛に飾られた胡蝶蘭、ドライアイスの煙の中現れるお造りやサイフォンでトリュフの香りが抽出されるスープ等、いちいち豪華な演出まで、そのすべてが“過度なラグジュアリー”なのである。「代官山に所在する、西麻布的スポット」と店員自ら言うのも頷ける。ひとつのエンターテイメントと化したこのレストランでは、バブルの残り香漂う演出がお好きな方をもてなすにはもってこい。贅沢な料理をたらふく食べたら、全身スワロフスキーを身に纏ったpepper君にお見送りをしてもらうのも忘れずに。
http://kishin.jp
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130303/13197854/
[芸能マネージャー・某テレビ局プロデューサー談]
代官山 李南河
@代官山
オシャレ韓国料理の代表とも言える、高級韓国料理『李南河(リナンハ)』。芸能マネージャーとテレビ局プロデューサーどちらもオススメしたというこちらのお店は、もちろん美味しく、照明が程よく落とされ雰囲気も良い。『李南河』になぜ人気が集中してしまうのはなぜかを探ると、「口が堅いこと」。そのため業態人の信頼度が高いのが理由か。
http://liga-food.com/linamha_d/
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130303/13004636/
[某テレビ局グルメバラエティープロデューサー談]
まかない きいち GINZA
@銀座
肉じゃがやいわしの梅煮といった大皿料理がウリの『まかない きいち GINZA』は、懐かしさの中に食通っぽさを演出できる店だ。業界人が店を選ぶ際、美味しさはもちろんのこと、“食通っぽい雰囲気” や “業界人っぽさ” を醸し出せることも、かなり重要なポイントであり、これは他業界においても会食時の心得としておきたいものである。会食は相手を喜ばせることと同じくらい、自分をどう見せるかが重要だ。
もちろん、大皿料理とは言っても銀座価格だが、平日は深夜3時まで営業しているため、遅い時間帯でも使える店としてメモしておきたいところだ。
http://www.makanai-kiichi.com
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13127871/
[編集部リサーチ番外編]
和楽互尊
@下北沢
焼きとんや豚角煮が旨い福岡発祥の串焼き屋『和楽互尊(わらくごそん)』は、行くと必ず役者さんを見かけるとの声がちらほら。本多劇場のすぐそばにあるため、劇場本番終わりの役者さんが集まるらしい。わざと庶民派や打ち解けあった関係を演出したいあなたにオススメしたい店である。
http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13007337/
取材より感じたのは、彼らの「いい店知ってる俺」は、ただの自負レベルでなく、必ず相手ありきの視点だということ。人を扱いエンターテイメントを創り出す彼らだからこそ、人に見られる「俺」を意識し、飽くなき探求を続けているのかも知れない。
…いや、やっぱりちょっとやらしいかも(笑)。