2014.09.24
YES or NO
オシャレ女性の合い言葉は、I・V・A
「We will study The underwear」の記事でもふれたように、30代女性は身体年齢の変化に悩まされる。体型しかり、ファッションの楽しみ方やアイテム選びにも変化を感じたりしませんか? 若いうちは、好きなもの、トレンドアイテムを選ぶことが主だったのに、歳を重ねるごとに体型カバー、コンプレックス重視になっているなんてことも。とはいえ東京に住む同世代の中には、洗練されたファッショナブルなスタイルの人も多い。そんなオシャレさんを勝手に分析してみたところ、①肌の露出の足し引き算のバランスが絶妙 ②体型と欠点をしっかり把握した上でセルフプロデュースができている という共通点を発見。では、オシャレさんとの境界線はどこにあるのか?
年齢が出やすいとされる部位(二の腕や胸、お腹まわり、お尻、太ももなど)を覆い隠すようなボリューミーなアイテム選びやコーディネイトは御法度レベル。また、自信のある部位を思いっきり出し過ぎても厭らしさをアピールしてしまう場合もあるので、肌露出の足し引き算を意識するのが◎。
NO!!!
パフスリーブ、フレンチスリーブ、五分丈袖のトップスは、二の腕をより強調してしまう可能も。それに加えて、首のつまったラウンドネック仕様は甲冑を着ているかのような印象を与えかねません。また、ラインがぼやけやすいパステル(マカロン)カラーなどの単品使いは控えたほうがよさそう。
潔く腕全体を出すか、二の腕の円周よりも1cm以上の余裕ある袖のトップスを選ぶ。その際、肌の露出部分から視線を外すために濃い単色やバイカラー、襟元ににあしらいのあるデザイン性の高いもの(ネックレスプラスなど)を選ぶとセンスアップ。カーディガンを羽織るテクニックも有効。
NO!!!
夏に流行したベアトップやキャミソール、フェミニンかつ優しい印象のUネックのトップス……油断すると谷間見え過ぎ(時には下着も見えてしまう)という同性からも異性からも酷評のケースもあるので注意。胸しかり、首~鎖骨の肌露出のバランスが肝。
ヘルシーと括られがちなHネックや、シャープなラインが演出できるVネックはオススメ。但し、ブラック、カーキ、グレーといった単色&単品使いは勇ましい雰囲気や印象を与えかねないので小物使いで差をつけて。ストールや大ぶりアクセをONするとバランス良し。
NO!!!
お腹まわりやお尻がカバーできるAラインのチュニックやロングワンピ1枚だけで何とかしようものなら、「妊娠何ヵ月?」と聞かれるケースも否めないのでご注意を。上半身を覆い隠すことで、よりオーバーサイズに見えてしまうことも。
お腹まわりのボリューム解消はトップスとボトムのバランスが決め手! ウエストより高い位置にトップス丈を合わせたり、流行のハイウエストのボトムスやベルトマークなどで工夫。トップスがオーバーサイズの場合は下半身をタイトに。
NO!!!
脚に自信があっても太ももの付け根から10cm前後のショートパンツ、スカートによる“肌の出し過ぎ”は黄色信号(都会的ファッションに限り)。また、バルーンタイプのパンツや若い世代に人気のシアータイツ、デニール厚のタイツ、レギンスの“隠す”ばかりの合わせ技はナンセンス。
上品さを演出できるショートパンツとスカート丈は膝上10~15cmを目安に。その際、シューズ選びがバランスを左右するので意識することをお忘れなく。今年のトレンドのミモレ丈スカートにはパンプスやインヒールシューズをチョイスするなど、脚長効果のアイテムミックスも重要課題!
ファッションを楽しむ上で必要なことはバランスとライン。肌の露出はもちろん、欠点や短所をうまくカバーするためにもコーディネイトの基本ライン「I・V・A」を心がけることが大切です。
(I)凹凸のないスタイリッシュ&スマートなシルエットでクールな装い
(V)上半身にポイントを置いて下半身をタイトにまとめるメリハリスタイル
(A)トップスをミニマム、ボトムスは適度なボリュームで作る女性フォルム
自身の体型やコーディネイトの基本ラインを知ることで、オシャレの幅も広がること間違いなし。歳相応の好バランスを意識して2014年の秋冬ファッションを楽しみましょう!