TOKYO SLEEPER 東京快眠

2014.04.18

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東京快眠指南 vol.01 by Megumi Kaji 睡眠は文化である!から始めよう

東京快眠指南 Vol.01
by Megumi Kaji
睡眠は文化である!から始めよう

24時間動き続ける都市、東京。
いわば、その対極にあるのが、休息の時間「眠り」と言えるかもしれません。起きている時間の活動をどこまでアクティブにするかは、休息の睡眠のクオリティを上げなければ達成できないと行っても過言ではありません。
ところが、日本人の睡眠時間は、この40年間で約1時間減少していると言われています。それは、日本人の体の変化ではなく、私たちが生活している社会環境の変化によるところが大きいでしょう。
社会環境の変化に影響されるものに食事があります。睡眠は生存のための本能という点で食べることと共通点がありますが、どんな食材を使って、どう調理し、どうやって食べるかは、地域や時代によって違っていたり、また変化しています。それを「食習慣」あるいは「食文化」と呼んでいますが、睡眠も似ています。睡眠自体は生理的な行動ですが、例えば、どんな環境で寝るのかをみると、布団にそば殻の枕で寝るのか(外国人からは考えられない!)、ベッドに羽毛布団で寝るのか。あるいは、日本人が電車の中で居眠りする習慣は、多くの外国人にとってはカルチャーショックとなります。
食文化があるように、睡眠にまつわることは「睡眠文化」として考えてみることができます。睡眠文化の視点で「眠り」を捉えながら、自分にとっての快眠を探すための連載がスタートします。

鍛冶恵
東京生まれ。1989年ロフテー株式会社入社後、快眠スタジオにて睡眠文化の調査研究業務に従事。1999年睡眠文化研究所の設立にともない研究所に異動後、主任研究員を経て2009年まで同所長。睡眠文化調査研究や睡眠文化フォーラムなどのコーディネーションを行なう。2006年、睡眠改善インストラクター認定。2009年ロフテー株式会社を退社しフリーに。2010年、NPO睡眠文化研究会を立ち上げる。
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