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2016.09.07

vol.12 TOKYO HEAT WAVE
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夏のメンズファッションにおける“ダ三種の神器”は、タンクトップ・短パン・VネックTシャツである。この3つを揃えていたら女子ウケ最悪というわけだか、感度の高い東京男子たるもの、そんなことは百も承知だろう。しかしファッション都市・東京においては、実はオシャレと思ってやっている着こなしが、女性から見ると「それダサくね?」ということは大いにあり得る。そこで、ファッション業界屈指の編プロで働くエディターA氏と、『TOKYOWISE』おなじみの辛口ファッションプレスM氏に聞いた、2016年夏のメンズダサコーデを総復習!

チノパンロールアップ × くるぶしソックス × デッキシューズ


0829_1_2 ITベンチャー系によく見られるコーデ。あの5〜10cmの素足の隙間がなんか女子っぽくて嫌。すね毛がはみ出ていたら最悪。薄っぺらいチノパンにショボいデッキシューズの組み合わせは、どうやってもダサい。(エディターA)

黒のスキニーパンツロールアップ × Tシャツイン


個人的には男のスキニー自体がいただけないが、細くロールアップしていたらダサさ倍増。女子の中で Tシャツインが流行っているからか、男子でもたまにやっている人を見かける。あれは正直引くのでやめていただきたい。(プレスM)

テバのサンダル × 白ソックス


一見オシャレに見えるこの足元。女子ならかわいいが、男子がやるのはNG。ナヨナヨした頼りなさが垣間見られ、男なら男らしくサンダル一丁にしなさい!と怒鳴りたくなる。(エディターA)

ダメージデニム × 腰スカーフ


0829_2_2 夏のエグ○イルファッションコーデ。程よいダメージならいいが、破れすぎのジーンズがダサく、破れた部分からスネ毛がはみ出ようものなら……。腰にスカーフやシャツをだらしなく巻いているもの微妙。(プレスM)

Tシャツ × ベスト


アウトドア系ならよい組み合わせだが、いわゆるジレ的なベストだとホスト系に。TシャツがVネックだとチャラさに磨きがかかる。ジレはもともと紳士的なアイテムなのに、若造が着てもねぇ……。(エディターA)

Tシャツ × 半袖シャツ


メンズファッションにおいてレイヤーは難易度が高い。汗対策なのか乳首対策なのか知らないが、サイズ感を考慮して1枚でシンプルに着るべき。Tシャツの2枚重ねも意味不明。(プレスM)

小つばのストローハット × 中途半端な長さの髪形


0829_3_2 ストローハットを被るときは短髪かロン毛のどちらかにしてほしい。ストローハットの中でもつばの小さいハットがダサく、小つばのものに限って派手なリボンが付いたりする。(エディターA)

ビックポニーのポロ × ホワイトデニム


ビックポニーのポロシャツは日本人にはハードルの高いアイテムだが、小さめサイズをわざわざ襟を立てて着ている人が後を絶たないのはなぜ?ホワイトデニムと合わせるとよりキモい。(プレス M)

アイテムそのものはダサくないものの、ちょっと組み合わせを間違えてしまったり、ディテールにこだわったりしないがために非東京的とされてしまったファッションばかり。高価なブランド品であろうと、流行りのアイテムだろうと、要は全体のバランス。男性諸君、東京女子の目は厳しいのですよ。

(Text:A.konbu)
(Illustration:senna009)

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