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2015.07.07

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vol.06 TURKEY
長旅の途中で癒されるトルコの心地よさ



トルコはイスタンブールとカッパドキアを訪れ、ふと「いい観光地だなあ」と感じていた。アジアのような客引きはいないし、かといって大都会のように無頓着な冷たさもあまり感じない。インドの後だから余計にそう感じるのだろうか。
イスタンブールの中心部にある公園はそこに住む人と訪れた人でいつも賑わっており、アイスを食べて休んだり観光地を巡ったりとそれぞれが楽しそうに過ごしている。カッパドキアのギョレメはのんびり散歩するのにちょうどいい、小さくてのどかな村だった。

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「あそこは観光地化されすぎていてよくなかった」
トルコではなく別の土地での話だが、こういう言われ方をするところは確かにある。あまりにも「ようこそ!見てって買ってって!!」と迎えられるよりも、「あら来てたの?いらっしゃい、楽しんでいってね」くらいの方が気持ちよく過ごせる。イスタンブールもカッパドキアも全く違う土地だが、どちらもそういう雰囲気がある。

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トルコはどこに行っても猫がいる。
神聖な動物とされているなど猫が多い理由は諸説あるが、店の中に入ってきても追い払ったりしないし、看板猫として席に座って迎えてくれる猫も多い。
アヤソフィア博物館の中にも数匹いて、館内をのんびり歩いたり昼寝をしたりしている。猫をかわいがる観光客を係員のおばちゃんが微笑ましい顔をして眺めていて、ついこちらも和んでしまう。

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トルコの居心地のよさは、そこに住む人と訪れる人の間を「あら来てたの?」とゆるく歩いて愛想をふりまく猫のおかげ…だと思うのはわたしが猫好きだからだが、猫がトルコに和やかな笑顔を増やしているのは間違いないはず。

(Text & Photo : Yuko Ohba)


Yuko Ohba
seitaro design, inc./グラフィックデザイナー
TOKYOWISEのサイトデザイン、記事のグラフィックを担当するデザイナーの1人。3ヶ月間休職をし、世界各国を周遊中。
Instagram:@ohbayuko

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