Editor’s Eye

2017.01.27

Editor’s Eye

テッパンの台北から離れ
第二の都市・高雄市と宜蘭県へ
お気軽「台湾アート旅」

台湾行こうか! 最近ちょくちょく女性友達の間でよく聞くフレーズ。近いし安いし美味しいし、と三拍子揃っているだけにご近所の海外として人気。今回は、テッパンの三拍子と台北から離れ、第二の都市・高雄市と宜蘭県のアートな台湾旅をお届けしたいと思う。

1.図書館やレストランがアート

港町の雰囲気と昔ながらの風情を残しつつも、開発が進む高雄市の中心には、色彩豊かなステンドグラスをあしらった美しく印象的な美麗駅や台湾初の藝術図書館『大東文化藝術中心』(通称:ドラゴンアーツセンター)がある。演芸ホールや教育センターもあり、気球のようなデザイン、日が暮れると美しく光るネオンのリズミカルな動きと光景が楽しめる趣向が面白い。

図書館の中は、美術や映画、漫画にまつわる本はもちろん多種多様の本が並ぶ上に、美大生のアート作品を展示したスペースもある。
また、ランチで訪れた『1300玩藝space』は、レストランとギャラリー&工房が併設されていて、オリジナルの食器で料理を楽しむことも、匠の技が光る陶器の品々も堪能することができる。(今回は特別に工房の中と職人さんの作業を見学させていただけた。)

2. 本丸のアートスポット

日本で言うところの横浜や横須賀のような、港町らしい建物や倉庫をリノベーションし、商業施設とアートスペースが共存する『駁二藝術特区』。常設はもちろん、新進気鋭の台湾出身アーティストの作品が見られる期間限定の展示や周辺の住居に描かれたウォールペイントなどを見ることができるので、時間をかけてゆっくりと散策するのがおすすめ。
また、港街を意識したリユースのコンテナを用いた内装や植物のセレクトが魅力的な『DANNYS FLOWER』(地元の美大生と共作のフラワーアレンジメントなども有る)をはじめ、個性豊かなお店もあるのでチェックしてみてはいかがだろう。 窓に映る&反射する絵の構図に目が留まる、日本の若手アーティスト・白田善主也さんの作品も展示されていた。


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