2016/09/15
<きもの番長に聞いた、浴衣をより魅力的に着こなすポイント5>
ポイント1
浴衣選び
浴衣の柄は豊富で、古典柄からモダンな柄まで沢山の色柄があります。浴衣を選ぶ前にどのような雰囲気にしたいかイメージするとお買い物がスムーズになると思います。しっとり大人の雰囲気にしたいときは古典柄を、ポップにしたい時は、水玉やストライプなどのモダンな柄などがあります。
ポイント2
帯で華やかに!
浴衣の地の色に合わせて、帯の色やプラスする小物でアクセントを付けるとお洒落感が増す!例えば、紺色の浴衣に白い帯にという定番のコーディネート。こちらに、赤い帯締めをするだけで、面積は小さいのですが、紺も赤も引き立ち、赤がポイントの大人のコーディネートになります。また、ウエストが細く帯が落ちてくる人は、薄いスポーツタオルをウエストに巻くと帯が安定します。もし外出先で、帯が緩んで落ちてきた場合は、ハンカチなどを帯の背中側の下から入れると落ちづらくなります。
ポイント3
小物で遊びを入れる
ヘアアクセで華やかにお洋服の時より大きめのヘアアクセをつけると華やかになります。お花のコサージュ等を耳の後の下の方につけると、前からチラリと見えて、大きめのヘアアクセでも華やかで大人らしい印象になります。
ポイント4
襟芯を入れる
着物に使う衿芯を浴衣の掛衿に入れることで衿が立ち、衿元がすっきりとした印象に。(浴衣の掛衿の裏側の下部の糸を少しだけ解いて衿芯を滑りこませる)薄いプラスチック製の衿芯や、メッシュ素材の衿芯が浴衣らしい雰囲気を残しつつ綺麗に衿を整えます。衿芯がない場合は、裏技なのですが、和紙や硬めの大きめのチラシなどを折りたたんで代用することもできます。着物の場合、半衿をスカーフで代用するという工夫も◎です。
ポイント5
和装ブラを使う
胸が大きな方には、胸元をすっきりさせる和装ブラがオススメです。お洋服用のブラと逆でなだらかに浴衣が着やすい体型を作ることができます。スポーツブラでも代用ができます。
<モダンでお洒落な着こなしに必要な技と工夫>
松田さんのイラスト・キャラクターには、ご自身が持っている着物以外に小物使いも細かく反映されている。そこには、浴衣や着物をよりブラッシュアップするヒントが隠されている。
例えば、アンティークのブローチに一手間加えて帯留めとして使ってみたり、イヤリングやヘッドウェアなどのデザインやモチーフにもこだわりが垣間見える。
ブローチの針に専用の金具とピアスのキャッチを組み合わせて帯留めに。「アクセサリーは控えめながらも、コーディネイトやテーマに沿って、旬なものに沿ったものを選んでいます」
カジュアルな着物の装いには、デザインがあると嬉しい足袋。「きもの番長オリジナルの半衿を、地元福岡の下駄屋『戸部田はきもの店』とコラボして鼻緒を作りました」
古来の伝統文化を尊重し、今なお注目を浴びている“和装”には、西洋のメゾンやプレタポルテのようなクラシックなルールと通じるものがある。着衣という共通キーワードから、より興味を抱くのも、らしさを主張するためにも、あれこれ知っておいて損が無い!
気軽に日本の伝統文化に触れることができる浴衣をはじめ、和装の素晴らしさが表現できる女性をこれから目指してみてはいかがでしょう。