2016.06.14
- BEHIND THE MUJI
いよいよ始まりました新連載企画。タイトルでおわかりのように、東京生活(いや、今や世界的?)に外すことのできないMUJI=無印良品。衣食住、なんでも揃っていてしかもクオリティも高いし、価格的にも納得できるし、となんだかいいことずくめのようだが……TOKYOWISE編集部にもマニアが多いだけに、そんなMUJIの深層を探ろうというのが本企画。本当にいいことずくめなのか?という視点も持ちつつ、いざ!
Vol.1 なぜ商品化したのか?なぜか惹かれるニッチアイテム
で、第一回は、MUJI調査隊が無印良品 有楽町店で発見した、「なんでこれが?」的なアイテムを、ニッチ度★付でご紹介。
いったい誰が考えて、なんで商品化OKになったんだろう的なものがあったりする。それだけ商品企画が自由なんだと思うが、それにしても自由すぎるんじゃないか?と。
MUJIといえば目的買いが中心だと思っていたのだが、店内をふらふらとしながら、消費者の満たされない隙間を埋めてくれる、いわゆる“ニッチアイテム”を探すのが楽しくなってくると、MUJIマニア化してしまうんだろうな、と微妙に防御を考える調査隊でした。
MUJI的ニッチアイテムBEST7
鉄鋳物ダッチオーブン / 税込7,900円 ★★★
台所用品のコーナーの棚の下にひっそりと置かれていたりするのが、この“ダッチオーブン”。料理好きやアウトドア好きには欠かせないアイテムの一つだが、違和感満載でMUJIに存在する。しかも、価格的にもかなりお安く設定されていて不思議な黒光りを発している。多分、MUJI社内にアウトドア・クッキング好きが1名ほどいたに違いないと我々は考えたのだ。
猫草栽培セット / 税込210円 ★★★★
確かにネコブームだし、ペットとして買っている方も多いけれど、なんでこの栽培セットがMUJIに?「そうだネコ草買いにMUJIに行かなくっちゃ!」とすんなり考える人はそういないのではと思う。こちらも多分、社員の方にネコ草がどうしても必要な人がいたんだろうな、と。
タグツール 各税込500〜1,500円 / シリコーンケース 各色税込300円 ★★
これは不思議。方位磁石に鏡に巻尺‥単一機能のタグツールです。リュックやバッグにぶら下げるんだろうけど、どれも毎日必要という感じもしないし、バッグについてなくちゃいけない感もない。どうやらユーザーの声から生まれたアイテムらしいのだが、真剣に作っちゃう(それも種類が増え続けている)ところが真面目なんだかシャレなんだか判断に困るのだった。
おえかきペン・陶磁器用_6本セット / 税込1,000円 ★★★★★
白い陶磁器に好きな絵や文字をこのペンで書いて、オーブンレンジで焼き付けるだけでオリジナルの食器ができるという優れモノ。これは実際にやってみるとかなり面白い。何度か重ね塗りをしたり色々と技を駆使してみるのも楽しい。
後ろが透けないアクリルコレクションボックス / 税込2,500円 ★★★★
ひじょーにシンプルなアクリルBOXなだけに、色々と使い勝手が良さそうだが、微妙なサイズの仕切りは、ボトルキャップのフィギュアがぴったりで、そのサイズに合わせてつくたんじゃないかと勘ぐってしまう。
再生紙パスポートメモ / 税込120円 ★★
これを見た海外出張の多い友人は「やめてくれー!空港で間違えてメモの方を持ってパスポート忘れちゃうとか起こりそう!」と叫んだとか。というくらいパスポートとそっくりのサイズ(色も!)。アイデア商品的に面白いのだけれど、実際どんな人が使っているのかよく分からないな。
結局、そのニッチさが心をくすぐり、全アイテムを購入してしまった。。。