Editor’s Eye
2015.05.20
- Editor’s Eye
カフェでワインが正解になった
Exclusive Wines for inspired by STARBUCKS
ワインは好きだけれど、どんなタイミングで飲むかでチョイスは随分と変わってくる。食事の時は料理とのマリアージュというフレーズが浮かんできて、あれこれと悩むわけだ。が、ちょっとリラックスできる週末の午後や、ちょっと仕事が早く終わった日の、軽く一杯の時は、迷わず「これ飲みなさい」と教えて欲しかったりする。
そんな気分のある夕方。例によって池尻大橋のinspired by STARBUCKS に立ち寄ったのだった。
メニューに乗っているワインが変わっているではないか!
これはなんなのかを知るべくバリスタに聞いてみることにした。
「ふふふ。いいところに気がつきましたね。実はこれ、inspired by STARBUCKS限定のワインなのですよ」。
なんという贅沢な!
どうやら、この店に合うワインを探しに行った際に、ワイナリーのオーナーと意気投合して、専用のワインを作ることになったのだという。そのオーナーというのがカリフォルニア ナパヴァレーでも伝説の醸造家とされるウォーターストーン・ワイナリーのフィリップ・ゾーン氏だ。彼の手になるというだけに、早々に赤&白、両方飲まずにはいられない。
エチケットの下に「 for STARBUCKS COFFEE JAPAN」としっかり明記されている。
まずは、白。ヴィオニエ種というカリフォルニアでは比較的珍しい種類のブドウを使ったワインだ。うーーむ。とにかく飲み心地が爽やか。柑橘系を思わせる華やかさが、これからの季節にぴったりだ。と。
続いて、赤。こちらはオーセンティックなメルロー。フルーティでベリー系のアロマが感じられて、これまた飲みやすくズシリというよりは、程よい軽さとメルローらしい風味が好みだった。
しかーし、なぜここまでこだわるのか?
「単にお酒が飲めるスターバックスというのではなく、うちらしい時間の使い方をしていただくためのサポートというつもりです」。
ということは?
「試しに、このヴィオニエとレモンケーキを合わせて楽しんでみてください」
言われるがままに、白ワインとケーキのマリアージュに挑戦。
おぉーー!
なんと、スイーツとワインが見事にマッチするではないか!
続いて赤は、ブリス チョコレート ケーキに合わせてみる。フィリップ・ゾーン氏お墨付きというだけあって、これまた相性ピッタリ。決してこれらのスイーツに合わせるためだけにセレクトされたわけではないのだろうが、そこまで考えて作り込まれたのではないかとさえ思える。
というわけで、自分的に完全にレギュラー・メニュー入りしちゃいました。
だけじゃなかった、新メニュー
夏の必殺メニューとして紹介されたのが“エスプレッソ ジェリー & アイスクリーム”。コーヒーゼリーよりも濃厚なエスプレッソ ジェリーとアイスクリームの出会いは、香りといい口溶けのなめらかなバニラアイスクリームといい、まさに大人のデザートを演出してくれるのだ。
こちらや、女子ウケを狙ったかと思われる“フィジー ラズベリー”も登場している。こちらはフローズンラズベリーとスパークリングワインを使った、軽いアルコールドリンクで、男子的にはちょっと甘いかな、と。
次々に実験的かつ完成度の高いメニューが登場してくれるinspired by STARBUCKSだが、自分にとってここが居心地がいいのは、穏やかに流れる時間を邪魔せず、そのサポートになるようなメニューが登場してくれるからだ。
あくまで主役は自分であり、この空間ということが大事なんだと思う。
インスパイアード バイ スターバックス 池尻2丁目店
http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=1180
東京都世田谷区池尻2-27-7
03-5431-3957
営業時間:8:00 – 24:00