Editor’s Eye
2015.10.19
- Editor’s Eye
inspired by STARBUCKS
新たなこだわりポイントは“ホームメイド”
毎度おなじみの“inspired by STARBUCKS”に新メニューが登場するというので、マニアとしては早々チェックしに行ってきた。
で、今回、何が新しいかというと、ズバリ“ホームメイド”がキーワードだということが判明した。
というのも、このinspired by STARBUCKSの特徴である、ご近所さんとの繋がりを大切しようという姿勢の延長線上に、訪れる人のオーダーにダイレクトに応えようというのがあるわけで、その辺を突き詰めたのだろうな、と。その代表例が“ホームメイドバニラシロップ”だという。お店でシロップ自体を作っているのだ。バニラビーンズを煮込んで作るというまさにホームメイド。だいぶ手間がかかるだろうが、リアルな美味しさにこだわるバリスタの熱意で実現したのだという。
で、この自家製バニラシロップを使って供されるのが「ホームメイド バニラ ラテ」だ。香り立つバニラの香りだけで、もう美味しいことは保証済みなほど。トップには微かにバニラビーンズがちらほら。とにかく滑らかで、香り高くて、これからラテはこれに限るというほどの絶賛な美味しさ。ここでのバニラ系ドリンクにはすべてこのホームメイドバニラシロップが使われているというのだから、他のメニューにもトライしたい。
で、次なるホームメイドはアップルパイだ。青森産のリンゴをこれでもかというほどたっぷりと詰め込んだアップルパイは、その厚みを見ても納得のボリューム。さらに、仕上げに店舗で蜂蜜をかけて独特の照りを出すという、ホームメイド感満載の仕上がり。
お腹が空いたという人には、新フードメニューの「サーモン ポテト タルタル サンドイッチ」。サーモンにポテト、さらにオニオンをタルタルで和えた具材がたっぷりと入ったボリューム感満点のサンドだ。これには、お店からのお勧めのラガービール「東京ブロンド」を合わせるとか。
まぁ、褒めちぎってしまったのだが、“inspired by STARBUCKS”はただの実験的なスターバックスというよりは、家のそばにぜひあってほしいリアルなサードプレイスという感覚がますます強くなってきたように思う。
ホームメイド感のあるメニューというのも、自分が常連的に使うコーヒーショップには欠かせない要素だと思うし、それをプロジェクトとして実現しているところはなかなか真似の出来ることではないのでは、と。
次なる“inspired by STARBUCKS”の展開にも注目したいぞ。