原美術館にて「蜷川実花 うつくしい日々」
急遽開催決定!
2017.04.19
- CLIPPING
原美術館では、2015年に蜷川実花の個展「Self-image」展を開催した。あれから1年の間に写された蜷川幸雄と蜷川実花の“うつくしい日々”は、作家本人が「どうしてこんな写真が撮れたのかわからない」というほどこれまでの作品とは一線を画している。人の生死、喜びと悲しみが共存する個人宅であった原美術館こそ、その公開に相応しいという思いから、スケジュール上、たった10日間の展示となるが、開催に踏み切ったという。
本展は、蜷川実花が、父・幸雄の死に向き合う日々を撮影した写真約60点で構成される。彼女が「逝く人の目で撮った写真」と表現するように、一点一点に、この美しい世界と別れゆく父の視線と、それを受け継ぐ娘の視線が重なる。作品に写る「止まれ」の標識の先に歩みが続くように、命は止まったようでありながら、娘へ、そしてその子供へと繋がれていく。
『うつくしい日々』が撮影されたのは昨年の春。同じ季節に開催されるかけがえのない展示となることだろう。
<開催概要>
「蜷川実花 うつくしい日々」
会期:2017年5月10日(水)〜5月19日(金)
開館日数:10日(会期中無休)
会場:原美術館(東京都品川区北品川4-7-25)
開館時間 11:00〜17:00(水曜は〜20:00)※入館は閉館時刻の30分前まで
入館料:一般1,110円
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html