江戸の職人芸の粋が、箸に宿る

その店は、東京・佃島にある。まさに、江戸が残る街。漆芸 中島は300年以上の歴史を持つ老舗中の老舗だ。代々受け継がれてきた漆芸を中心に職人芸の極地のような製品を作り出すことで知られている。中でも我々の身近でいて、その凄さを実感できるのが、この“江戸八角箸”だ。黒檀や紫檀などの高級素材、それも正目の木材から特別なカンナで削りだされていく箸は、持つだけでもその感触にほれぼれするはず。しかも先端の美しい尖り具合から、こんにゃくの端っこも掴めるほどだ。とにかく、どんな小さなものでも掴めちゃうというのが実感。東京の食事は東京の箸で。というのもまんざらではないのでは？
(Text：Y.Nag)

江戸八角箸 縞黒檀（24.0cm）5,400円
ついでに箸置きも揃えたい。540円

漆芸中島
東京都中央区佃島1-4-12
TEL:03-3531-6868

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