TOKYO REAL BEAUTY

2017.05.09

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「人は見た目が100%」ってホント?美的印象を変える方法とは_TOKYOWISE

「人は見た目が100%」ってホント?
美的印象を変える方法とは


テレビドラマは観ているほう、だと思う。話題になっているドラマの初回はDVDに録画して、週末にまとめて観る。メインは化粧品メーカーのCMチェックだなんて、大声では言えないけれど(笑)。別にあーだーこーだ論評する気はなく、出演者のチェックとファッション&メイクチェックもしておこう、という程度なのだけど、広告代理店時代からの“クセ”がどうしても抜けない。良いんだか、悪いんだか……。

そんな中、「んんん!」と目に飛び込んできたドラマがあった。桐谷美玲さん、水川あさみさん、そして今、SNSでもブレイク中のブルゾンちえみさんが出演している「人は見た目が100%」(フジテレビ)。「見た目が100%」なんて、スゴいタイトルつけちゃってるなーー、と。
まぁ、100%というのは言い過ぎだけど、「きれいにとことんこだわるなら、見た目も大切」というメッセージは、あながち“間違いではない”というのが私の意見。ドラマに関しては、どこまで? どうやってきれいになるの? など今後の展開が気になるけど、今日は見た目印象についてのお話を。

「人は見た目が100%」ってホント?美的印象を変える方法とは_TOKYOWISE2

子どもの頃、お父さんやお母さんから「人は見かけじゃない」と言われ育ってきた人も多いハズ。もちろん、人は見かけじゃないし、それは間違っていないと思う。でも、今はちょっと違う。「見た目? どんどん良くしていこうよ」という声が多く聞こえるようになった。

たとえば、仕事先の担当者と初めて会う日。スーツの似合う爽やかイケメンだったら? しかも、スマートに名刺交換なんてしちゃったときには、「悪い人じゃなさそう」とホッとしたりしませんか? 友だちの友だちって紹介された男性がめちゃ好みの顔だったら? 「この人ともっと話したい」って思うでしょ?(笑)。
男子だってそれは同じ。TPOに合わせたファッションとメイク、天使の輪があるようなサラサラヘアの清潔感のある女子は気になるし、目が離せなくなるのもムリはない。つまり、見た目印象って相手に興味を持ってもらう、好感を抱いてもらう最初の1歩なんだってこと。

「人の視線に敏感になることって大切なのよ。視線がストレスになる場合もあるけど、人を磨くのよね。この視線は異性の視線であればあるほど、効果はテキメンよ」と言う先輩がいた。確かにね。常に誰かに見られることで緊張感が生まれ、それが良い刺激になるというのだ。
最近、子どもを産んだ友人は「赤ちゃんってさ、きれいな女性とは目を合わせるんだよね。じーっと見るの。おいおい、こんな歳から? って思ったけど、生まれもった動物のカンとでも言うの? きれいな人、好きなのよね。赤ちゃんはみんなきれいな人が好きなの(笑)」。科学的な根拠はないけど、1歳に満たない赤ちゃんでも“きれいスイッチ”を持っているというから驚き。でも、何となくわかるような気がする。

といっても、見た目が良くなる方法を知っていれば、簡単にかなうなら苦労しないわけで(笑)。前出の先輩は「自分をより良く見せる方法って意外と知らないものだし、難しいの。だからこそ、“訓練”が必要なの」と言ってたっけ。体型ひとつとったとしても、ダイエットやエクササイズ方法から歯の矯正、脱毛まで、選択と方法はさまざま。そこにファッションやビューティの話がプラスされたら、「どこから手をつけていいのかわからない! 」というのが正直なトコロ。

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そこで提案するのが、メイクのチカラ。これは私自身、美容の仕事を通じて実感、いや確信した「知って損ナシ! あって損ナシ!」なコトなのだ。今、あるファッションブランドのサイトにファッションに似合うメイクを提案するコーナーを担当しているのだが、この企画のモデルはブランドの関係者やショップの販売員にお願いしている。
アイライナーをもう少し太く、長く入れてみたり、アイシャドウやマスカラの色を変えただけなのに、「さっきまでの彼女はどこへ行ってしまったの?」というくらい、別人。表情まで活き活きとしてしまうのだから。このメイクの時間を見ていて思うことがある。本気で印象を変えたいのなら、顔の中で一番面積の多い「肌」を変えることをおすすめしたい。

「きれいな肌って何だろう」と考えてみたけれど、ここ数年は「白さ(色)」より、「肌色が均一であること」のほうが大事になっている。たるんだ毛穴、ニキビ跡、夕方にあらわれるくすみなど、歳を重ねれば大なり小なり“アラ”も出てくる。でも、そのアラだって感じさせない、活き活きとした肌を魅せるワザを知って損は無いのだから! それに応えてくれるのが、最新のファンデーション! ちなみに私のまわりにいる美人さんにきれいな肌をつくるワザを聞いてみたら、全員が「ファンデーションだけは毎年最新のものに買い替えている」と教えてくれた。今、はやっている“ヘルシーな肌”だって、彼女たちの肌を縁の下で支えているのは、最新の技術をもったファンデーションの成せるワザなのだ。

「今年のツヤはマット寄り。たとえるとしたら、サラッとしたヴェールを1枚のせたような上質なツヤかな。わかりやすく言うと……フランスでは頬と頬を合わせる挨拶があるけど、頬に触れても粉っぽさを感じず、ちょっとだけ生っぽさのある上品なツヤ肌。こういう肌っていつまでも触れていたくなるんだよね」と教えてくれたのは、VOGUEの名編集長、アナ・ウィンターが絶大なる信頼を寄せる日本人メイクアップアーティスト。
「ただのすっぴんと素肌のような肌って雲泥の差。今のファンデーションを使わないなんてもったいない。素肌以上に素肌感をつくれちゃうのが今のファンデーション。それに難しいテクニックも要らないし」と彼は言う。

確かにね。ファンデーションの塗り方をしっかり理解していれば、仕上がりや心地よさの違いを実感できるだろうし、使用量を守っていれば“ベタつき”や“重さ”を感じることもない。 おすすめは、フランスで大ヒットしたロレアル パリのリキッドファンデーション。スーッと伸びるテクスチャーは肌にピタッとなじみ、きれいな仕上がりが夜までずっと続く。私たちのお財布事情に寄り添っている価格もきれいを後押ししてくれるハズ。

私の友人もヘアメイクさんも「良いものはどんどん使うべき!」という点は共通している。そのためには新しいモノを“とりあえず試す”というミーハー心も必要になるのでは? 実は、これこそ見た目印象を良くするための一番の栄養剤なのかもしれない。

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(Text & Photo:長谷川真弓

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