サロン・デュ・ショコラ&
スウィーツコレクション
2016.02.13
- CLIPPING
今年も甘~いバレンタインの季節が到来。想いを寄せるあの人に、いつもお世話になっているあの人に、自分へのご褒美に。渡す相手が誰にしろ、「どれにしようかな?」と選ぶ時の胸躍るあのときめきは、女だけの特権。カカオの香りと色とりどりのラッピングやリボンたちが、無条件に幸せな気持ちにしてくれる。これから買いに行く人、チョコ好きな人に耳寄りな2大チョコレート・ニュースをお届けしたい。
パリ発・チョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ』、
カカオの誘惑にショコラ・ファン大殺到!
まずは、世界最大級のチョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ』のレポートから。14回目を迎えた2016年は、“ショコラの冒険、カカオの誘惑”をテーマに、フランス、ベルギー、イタリアなど19ヶ国から約100ブランドが集結した。一般向けの会期初日の前日、1月26日は、伊勢丹アイカード会員限定で入場を受け付けたが、すでに朝9時半の時点で約400人が並ぶというハッピー・カオス状態に。会期中は、3時間待ちの行列(!)ができ、なく泣く入場をあきらめる人も出たほどの盛況っぷりだった。
26日に新宿NSビルで開かれたセレモニーでは、コスチュームデザイナーのアラキシロウ(ARAKI SHIRO)をはじめ、トモ コイズミ、小松友香らが手掛ける“ショコラドレス”のファッションショーを披露した。古代、中世、未来をテーマに、各クリエイターとスイーツアーティストやパティシエが共同制作したドレスは、計10体。チョコで作られたヘッドピースやドレスのディテールが、会場に甘い香りを放ったテイスティーなランウェイ。フィナーレを飾ったのは、トモ コイズミと「アステリスク(ASTERISQUE)」のオーナーパティシエ・和泉光一による“王女ラティエ”がイメージのみごとなドレス(上記上段)。
日本初登場の「スクレ ドゥ カカオ」や本国スペインで“止まらない美味しさ”と言われ、絶大な人気を誇る“チョコフルーツ マカダム”をはじめとした豊富なラインナップが揃う「ブボ バルセロナ」、フランス最古と言われるバスク地方の「ショコラ カズナーヴ(Chocolat Cazenave)」など、世界じゅうの多彩なブランドが出展。イートインコーナーでは、初参加の「アイスモンスター」の“プレミアムチョコレートかき氷”や日本初登場の「ジャン=ポール・エヴァン」の限定アイスバー「エクスキ モモ」などが、人気を得ていた。
まだまだ間に合う!
一流ショコラティエが勢ぞろいの『スウィーツコレクション』
ところで、サロン・デュ・ショコラを逃した人、「14日まで忙しくてチョコを買いに行く暇がない!」という人に、朗報が。会場がバレンタイン一色に染まる『スイーツコレクション』なら、2月15日(月)まで伊勢丹新宿店本館6階催物場で、絶賛開催中だ。
数あるセレクションの中でも、サロン・デュ・ショコラでも大いに人気を博したスペインを代表する高級パティスリー「ブボ バルセロナ」のチョコは必見。今春の日本1号店オープンに先駆け、ザクっとした食感とほろ苦さがクセになる “ガレットクッキーシリーズ”も登場する。パッケージのポップさなら、アンディ・ウォーホル×メリーチョコレートの「バナナ」も負けていない。
名門「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」出身、才色兼備のショコラティエール「アリーヌ・ジェアン」のハーブや花などの素材をチョコレートと融合させたユニークなショコラ。M.O.F.(フランス国家最高職人)の称号を持つ6人のショコラティエたちによる「セレクションボックス M.O.F.」、「オリヴィエ・ヴィダル」のカシス風味のガナッシュ「カシス」なども要必見だ。和のテイストが好みなら、京都の老舗料亭「紫野和久傳」の「柚子チョコレイト 柚香」をおすすめしたい。ほどよい甘みのある柚子の皮をチョコレートで包んだもので、上品な香りが口の中にふわりと広がる。
最後に、「チョコが好きで好きで仕方がない!」という人に嬉しいお知らせだ。クリエイティブ・スタジオの「クローカ」が制作した“チョコレート鉱山”なるものが、会場に設置されており、来場客は好みのジオラマの中からチョコレートを“採掘”できる。みごと採掘したチョコレートは、“鉱物ショコラ”として瓶に詰めて、持ち帰りが可能(60g 1,500円)。また、蛇口からホットチョコレートが流れ出る「ショコラショー ポンプ」と6種類から選べるトッピングマシンも設置してあるので、自分好みのドリンクでホット一息入れるのもいいかも。バレンタインまであとわずか。スウィーツコレクションで、甘いひと時を過ごしてみてはいかが?