「Le Japon Rive Gauche展」
-ベネッセアートサイト直島と建築家・安藤忠雄-
2014.09.05
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日仏文化協力90周年を迎える今年、世界でもっとも長い歴史をもつ百貨店、パリのボン・マルシェにて「Le Japon Rive Gauche展」が開催される。建築家・安藤忠雄氏とベネッセアートサイト直島をメインゲストに迎え、8月30日(土)から10月18日(土)までベネッセアートサイト直島でのプロジェクトをテーマにした展覧会を実施する。
ベネッセアートサイト直島をパリの老舗百貨店に再現
100を超える日本のブランドが参加する「Le Japon Rive Gauche展」は、カルチャー部門とファッション部門が設けられ、衣・食・住・アートにまつわる「日本」を、かつてない規模で紹介する。カルチャー部門のメインゲストは日本を代表する建築家の安藤忠雄氏とベネッセアートサイト直島。ベネッセアートサイト直島における安藤忠雄氏自身の建築をテーマにした作品を展開する。
ベネッセアートサイト直島とは、瀬戸内海に浮かぶ直島、豊島、犬島を舞台に、ベネッセホールディングスと福武財団が運営するアート活動の総称である。1989年、福武總一郎氏が「島民たちの笑顔があふれる島」という意志のもと、アート活動がはじまった。現在、直島、豊島、犬島の3つに島の美術館や、家プロジェクトなどに、100以上のアート作品が展示されている。ジェームズ・タレル、草間彌生をはじめ、島によってさまざまなアーティストの作品をみることができる。
安藤忠雄氏は、地中美術館、李禹煥美術館、ベネッセハウス ミュージアム、ANDO MUSEUMの4つの美術館のほか、家プロジェクト「南寺」、そして、世界中のアートファンが滞在できる「ベネッセハウス」を直島に設計した。「Le Japon Rive Gauche展」では、安藤忠雄氏が手がけた直島の建築物を巨大な模型で再現し、映像、ライト、音を織り交ぜたインスタレーションがボン・マルシェの3階ホールに設置される。また、模型はパリのエコール・ブール国立工芸学校の学生たちにより、手作業で製作。日仏2カ国が力を併せて実現するプロジェクトである。
1階ではフォトビデオの展示「スマイル」も同時に開催される。フォトグラファーのGabriel de la Chapelleと映像アーティストのQuentin Labailが直島、豊島、犬島をまわり、アートにおける島の活性化により、島民に戻ってきた笑顔=スマイルを作品におさめた。さらに、ボン・マルィエ・リヴ・ゴーシュのショウウインドウには 、安藤忠雄氏によるペインテイングを並べる。
「Le Japon Rive Gauche – ル・ジャポン・リヴ・ゴーシュ展」
期間|8月30日(土)~10月18日(土)
会場|ル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュ
住所|24, rue de Sèvres 75007 Paris FRANCE
Tel. +33 1 44 39 80 00
OPENERSより
ART FILE 31|フランス・パリ
http://openers.jp/culture/travel_the_art_world/artfile31_ando_tadao_le_bon_marche.html