写真家ヴァンサン・フルニエによる個展
『ARCHEOLOGY OF THE FUTURE-未来の考古学』
2014.08.22
- CLIPPING
- ©Vincent Fournier SOKOL KV2 Space Suit, KAZBEK seat from a Soyuz rocket, Warehouse, London, United Kingdom, 2009.
宇宙やロボット、遺伝子操作など科学やテクノロジーをテーマに活動するアーティスト、ヴァンサン・フルニエ(Vincent Fournier)の個展『ARCHEOLOGY OF THE FUTURE-未来の考古学』。8月22日(金)から11月14日(金)まで渋谷のディーゼル・アート・ギャラリーで開かれる。
人類共通の夢と彼自身の憧れを表現した『SPACE PROJECT』も展示
写真家であり、映像作家としても活躍するヴァンサン・フルニエは1970年生まれ。パリを拠点に数多くの広告や雑誌で活躍してきた。その作品はLVMHルイ・ヴィトン・ファウンデーションなどにも収蔵。また映画『アメイジング・スパイダーマン2』には今回展示される『POST NATURAL HISTORY(続・自然史)』シリーズの作品が登場するなど、さまざまな方面から注目を集めるアーティストだ。
大規模な個展となる本展では、代表作『SPACE PROJECT(スペース・プロジェクト)』のほか、日本初披露となる『POST NATURAL HISTORY(続・自然史)』『THE MAN MACHINE(機械人間)』の3シリーズから写真や映像、3Dスカルプチャーなど約30点が展示される。
カザフスタンのバイコヌール宇宙基地など宇宙開発に関連する場所をさまざまなかたちで演出し、人類共通の夢と彼自身の憧れを表現した『SPACE PROJECT(スペース・プロジェクト)』では、未来へのノスタルジーを感じさせるような写真作品が登場。
日本初上陸となる『POST NATURAL HISTORY(続・自然史)』ではガラスの胴体をもつトンボなど、未来から来た“新種の生物”を百科事典の図版のかたちで紹介。歴史と空想、記憶とSFを混ぜながら、詩的で繊細な動物画集はテクノロジーや自然のなかの人間の位置などさまざまなことを問いかけてくる。
期間中には展示作品をはじめ、作品集なども販売され、8月23日(土)にはヴァンサン・フルニエによるサイン会も開催。さらに、8月27日(水)から9月2日(火)までは伊勢丹新宿店本館2階にもディーゼル・アート・ギャラリーでは見ることができない作品が並べられるという。ヴァンサン・フルニエが生み出す“未来の遺跡”。彼にしかもち得ない独特の作品の極みは、科学の美、そして文明のまだ見ぬ“明日”へといざなう。
ヴァンサン・フルニエ『ARCHEOLOGY OF THE FUTURE-未来の考古学』
日程│8月22日(金)~11月14日(金)
時間│11:30~21:00
会場│ディーゼル アート ギャラリー
入場料│無料
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F
Tel. 03-6427-5955
http://www.diesel.co.jp/art/
OPENERSより
ART│新作をディーゼル・アート・ギャラリーで日本初披露
http://openers.jp/culture/tips_art/news_archeology_of_the_future_47526.html