「サウンド・ライブ・トーキョー」が今年も開幕
2015.10.07
- CLIPPING
ジャンルを横断するアートフェスティバル「サウンド・ライブ・トーキョー」が10月2日(金)に開幕。12月23日(水・祝)までのおよそ2カ月半にわたり、草月ホールやスパイラルホールなどでコンサートや演劇、現代美術などが繰り広げられる。
音と音楽へ「反時代的」にアプローチする作品やアーティストを紹介
2012年から芸術文化の振興と国際交流を目的とした、国際舞台芸術交流センター「PARC」。同団体が開催する「サウンド・ライブ・トーキョー」。4回目となる今回は、音と音楽へ「反時代的」にアプローチする作品や、アーティストを紹介するコンセプチュアルなプログラムが特色だ。
参加するのはミュージシャンのみならず、国内外の前衛演劇や実験映画、現代美術で活躍する新人から80代のベテランまで、多彩なアーティストが集結。オープニングには、灰野敬二が作曲した作品を演奏する「奇跡」を開催。ジョン・ケージによる「4分33秒」などの応答として灰野が「作曲」し、88人の演奏者がそれぞれ1本の指で1台のピアノ88鍵を同時に弾くというパフォーマンスがおこなわれる。
また、82歳にして現役の実験映像作家、ケン・ジェイコブスがフィルムもビデオももちいない自作の映写機を手で操作。リアルタイムで生み出される3D映像と、カセットウォークマンを「楽器」として演奏する恩田晃が、“日常の音”でその映像に応答する「ナーバス・マジック・ランタン」は、11月3日(火・祝)にスパイラルホールで開かれる。
およそ10プログラムがおこなわれ、感性を大いに刺激し、越境を恐れないディープな世界へといざなう「サウンド・ライブ・トーキョー」。この機会にしか観ることのできない舞台を堪能したい。
サウンド・ライブ・トーキョー
日程|10月2日(金)~12月23日(水・祝)
会場|草月ホール、スパイラルホール、SuperDeluxe、シアター・イメージフォーラム
チケット|http://peatix.com/user/767379から購入
OPENERSより
ライブはもちろん、前衛演劇や実験映画などジャンルを横断するアートフェス|EVENT
http://openers.jp/article/1344639