複雑すぎる腕時計ブランド
MCT 「フリクエンシャル ワン」
2015.06.08
- CLIPPING
独創的な複雑機械式腕時計を開発し続けるMCTは、2007年に、ハリー・ウィンストンのオーパスシリーズのプロダクト部門責任者などを務めたデニ・ジゲ氏が創立。新しい機械式による計時方式は、多くの時計ファンを驚かせた。そんなMCTは、2015年に「フリクエンシャル ワン」を登場させた。
大胆、センターにテンプを配置
時計ファンなら、これを隅々まで分解してみたい衝動に駆られてしまうのではないだろうか。なにしろメカニズムのレイアウトが異彩を放っている。文字盤のセンターには、毎時1万8000振動で左右に往復運動を繰り返すチラネジ付きのテンプが配置されている。
ケースバックもシースルーなのだが、メカニズムはミステリアス。時計の精度を司る脱進機は、文字盤のセンター部分に搭載されていて、それを取り巻くように装着されたリングによって時刻が表示される。この特異なメカニズムでも、通常の時分を指し示すことができる。
時計のメカニズムを知り尽くしたブランドだからこそ、製作できるメカニズムである。
フリクエンシャル ワン F110
ケース|DLC加工チタニウム(グレード5)
サイズ|縦横42mm
厚さ|14mm
ムーブメント|手巻き(Cal.MCT-F1.0)
機能|パワーリザーブ表示
ストラップ|アリゲーター
防水|3気圧
発売時期|9月予定
予価|700万円(税別)
ノーブルスタイリング
Tel. 03-6277-1600
http://www.mctwatches.com
OPENERSより
エム・シー・ティー|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|MCT
http://openers.jp/article/963585