[招待券プレゼント 9/15締切]
「怖い絵」展が10月7日から開催
2017.09.05
- CLIPPING
- ポール・ドラローシュ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》 1833年 油彩・カンヴァス ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵 Paul Delaroche, The Execution of Lady Jane Grey, © The National Gallery, London. Bequeathed by the Second Lord Cheylesmore, 1902
作家・ドイツ文学者の中野京子氏が2007年に出版した『怖い絵』は、絵の中にある「恐怖」に焦点をあて、その絵の時代背景や隠された物語という知識をもとに読み解く美術書としてベストセラーを記録、シリーズ化された。本の刊行10周年を記念して、上野の森美術館で「怖い絵」展が10月7日(土)~12月17日(日)まで開催される。
美しい絵は沢山あるが、こんなに背景が気になってしまうのは「恐怖」がテーマだからだろうか。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝、「ポール・ドラローシュ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》」は、若い女性が目隠しをされ白い手を台にのせようとし、隣の男は鋭い斧を持っている。これからこの女性は処刑されるのだろう。後ろの女性たちは泣き叫び、失神している。恐怖と絵の美しさが混じり合い、怖いのにじっと見続けてしまう。そしてなんとこの絵は実話を元にしており、若い女性はヘンリー8世の姪の娘として生まれたばかりに政争に巻き込まれ、わずか16歳で死ななければならなかったイングランド初の女王なのだ。背景を知ると、この美しい女性がどんな気持ちでいたのか、何故こんなことになってしまったのか……よりこの絵に取り憑かれ、目が離せなくなる。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 《ドルバダーン城》 1800年 油彩・カンヴァス ロイヤル・アカデミー蔵 © Royal Academy of Arts, London; Photographer: Prudence Cuming Associates Limited この展覧会では中野京子氏が特別監修をし、展覧会のために新たに選び抜いた“怖い絵”も登場する。様々な背景の中に「恐怖」はあり、覗かずにはいられない。そしてその恐怖は、現代社会にも通じるものもあるのだ。じっくりと鑑賞できる展覧会になること、間違いなし。
<展覧会情報>
「怖い絵」展
会期:2017年10月7日(土)~12月17日(日) ※会期中無休
会場:上野の森美術館
東京都台東区上野公園1-2
開館時間:10:00~17:00※入場は閉館の30分前まで
※入場は各閉館の30分前まで
入館料:
一般1,600(1,400)円、大学生・高校生1,200(1,000)円、中学生・小学生600(500)円
※( )内は前売料金、および20名以上の団体料金
※小学生未満は無料
※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料(要証明)
URL:http://www.kowaie.com/
今回はTOKYOWISEご愛読者の皆様に、「怖い絵」展の招待券を抽選のうえ5組10名さまにプレゼント。
ご希望の方は、
9月15日(金)までに、住所・氏名・性別・年齢・職業・電話番号・TOKYOWISEについてのご感想や期待していることを明記の上、<info@tokyowise.jp>までメールにて、件名に「怖い絵」展チケットプレゼントと記載し、「怖い絵」展チケットプレゼント係宛にご応募ください。
※海外への発送は出来かねます。
※当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※ご応募いただいた方の中から、厳選な抽選の上、当選者を決定いたします。
※当落に関する質問は一切お受けできませんので、ご了承ください。
※ご入力いただいた個人情報は、当日の当選者の引き換えおよび個人を特定しない統計的情報としてご利用させていただきます。お客様の個人情報を、お客様の同意なしに業務委託先以外の第三者に開示・提供することはございません(法令等により開示を求められた場合を除く)。