心洗われる名作の実写映画
『ハイジ アルプスの物語』
8月下旬ロードショー!
2017.08.21
- CLIPPING
- ©2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH
スイスの作家、ヨハンナ・シュピリの児童文学作品で、これまでに約60もの言語に翻訳され、世界で愛され続ける不朽の名作「ハイジ」。日本でも1974年に高畑勲、宮崎駿らが制作したアニメシリーズ『アルプスの少女ハイジ』で、TOKYOWISE読者世代なら誰でも一度は目に触れたことがあるだろう。
そんなハイジが本国スイスの制作により、21世紀版『ハイジ アルプスの物語』として実写映画化され、今月末日本にやってくる!
「ハイジってスイスが舞台だったの?」「実際はどんな話だったっけ?」と、幼い頃の記憶を辿っても、無邪気なハイジと儚げなクララの表情しか思い出せない、なんて方も多いのでは。ハイジは子供向けの作品ではあるが、実は大人の私たちにも大切なことを気づかせてくれる要素がたっぷりと詰まっている。ハイジと出会う大人たちの心境やクララの病気の原因、頑固なおんじがいかにハイジを溺愛するかなど、大人目線で見ると様々な事情がわかりすぎて切ない。大人たちに翻弄されるハイジが、どこまでもピュアで優しく、周囲を癒していく。その姿が健気で愛らしい。混沌とする現代だからこそ、美しいアルプスの草原とハイジの笑顔が人の心にリーチする本作、見逃すことなかれ!
『ハイジ アルプスの物語』
出演:アヌーク・シュテフェン、ブルーノ・ガンツ、イザベル・オットマン
監督:アラン・グスポーナー
脚本:ペトラ・ヴォルぺ
原作:ヨハンナ・シュピリ「アルプスの少女ハイジ」(講談社青い鳥文庫)
日本語字幕:吉川美奈子
協力:スイス政府観光局
原題:HEIDI /2015年/スイス・ドイツ/カラー/ヴィスタ/5.1ch/111分
公式サイト:www.heidimovie.jp
配給:キノフィルムズ
©2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH