新型「プリウス」デビュー
2015.12.21
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トヨタ自動車は、ハイブリッド専用モデル「プリウス」のフルモデルチェンジをおこない、2015年12月9日より発売を開始した。新型は、シリーズ最高燃費消費率となる40.8km/ℓを達成。また、このモデルはトヨタの「もっといいクルマづくり」を実現に向けた構造改革「Toyota New Global Architecture(TNGA)」の第一号車として、燃費だけでなく、走りや快適性など基本性能の大幅に進化を掲げる。
リッターあたり40.8kmの燃費
ハイブリッドカーのパイオニアである「プリウス」が4代目へと進化した。新型は、トヨタのあらたなプラットフォーム「Toyota New Global Architecture(TNGA)」をもちいて新設計された第一号車で、飛躍的な基本性能の向上を謳う。
多くのモデルと共有化できるよう、部品やプラットフォームなどがしっかり作り込まれたTNGAをもちいることで、高い基本性能を担保しつつ、新型モデル開発のコストを削減。その予算を、細かいチューニングや装備の充実などに充てることで、トヨタ車全体の商品力強化を図るのが狙いだという。
シリーズ最大かつ世界トップレベルという低燃費を達成した新型プリウスのパワートレインは、より高効率化が図られた1.8リッター ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム。もっとも優れた40.8km/ℓの低燃費を達成した「E」グレードには、駆動用にリチウムイオンバッテリーを採用。そのほかのグレードには、ニッケル水素バッテリーが搭載され、2WD車では、37.2km/ℓ、プリウス初のAWDとなる「E-Four(電気式四輪駆動)」車は34.0km/ℓと、「プリウス」に期待される高い燃費効率を誇る。
「低重心スタイル」を謳うスタイリッシュなエクステリアは、先代よりも全高を20mm低減させ、さらにノーズやヒップラインも大幅に抑えられたのが特徴。空力性能をより高めるためにルーフトップも170mm前に移動され、よりクーペルックへと進化しており、空力と空冷能力を両立する自動開閉グリルシャッターや床下整流など様々な空力改善対策の効果もくわえられ、Cd値は0.24にまで抑えられている。
OPENERSより
新型「プリウス」デビュー|Toyota
http://openers.jp/article/1428662