『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』
プレミア上映会開催
2014.10.02
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現代美術作家の杉本博司氏が構成・演出を手がけ、話題を集めた人形浄瑠璃の舞台『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り(そねざきしんじゅう・つけたりかんのんめぐり)』。東京、大阪をはじめ、パリやローマなどでも好評を博したこの公演を、最先端の8Kスーパーハイビジョンカメラで収めた映像のプレミア上映会が、10月25日(土)、26日(日)に大阪で開催される。
超高精細映像と立体音響で堪能する舞台とはひと味違う臨場感
江戸・元禄時代の近松門左衛門の代表作に、現代美術作家の杉本博司氏が独自の解釈をくわえ、構成・演出・美術・映像を手がけた『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』。2011年に神奈川芸術劇場で初演されて以来、2013年9月から10月にかけてスペイン・マドリード、イタリア・ローマ、フランス・パリを巡り、この春東京・大阪にて大好評のうちに凱旋公演を終えたこの話題の舞台を、今年9月に欧州の放送機器展示会で世界初公開されたばかりの最新技術によって映像化。10月25日(土)、26日(日)の2日間、グランフロント大阪北館4階のナレッジシアターにてプレミア上映がおこなわれる。
このプレミア上映会は、350インチの大スクリーンに映し出される8Kスーパーハイビジョンの超高精細な映像により、人形浄瑠璃文楽の舞台とは、ひと味違う臨場感を体験できる絶好の機会となっている。
また、25日には「杉本文楽 曾根崎心中」の作曲を手掛けた人間国宝の鶴澤清治氏と、パリ公演の字幕を制作した東京大学教授パトリク・ドゥヴォス氏、26日には「観音廻り」で斬新な映像作品を手掛けた現代美術作家・束芋氏ならびに、本作品プロデューサー足立寛氏のトークショーが、いずれも2回目の上映終了後に開催される。
三味線の人間国宝との競演や、桐竹勘十郎氏による“人形のひとり遣い”といった挑戦から、気鋭の現代美術作家の映像作品とのコラボレーション、さらにはエルメスのスカーフを用いた衣裳まで。杉本博司氏ならではの感性によってヨーロッパも熱狂させた日本の伝統芸能を最新鋭の技術で堪能できるこの機会、ぜひお見逃しなく。
『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』プレミア上映会
日程|10月25日(土)、26日(日)※両日3回上映、完全入替制。
時間|1回目 9:30/10:00上映、2回目 12:30開場/13:00上映、3回目 17:30開場/18:00上映
※2回目上映終了後トークショー付き
<トークショーゲスト>
25日|鶴澤 清治氏(人形浄瑠璃文楽座 三味線弾き・「杉本文楽」作曲)
パトリック・ドゥヴォス(東京大学 教授・「杉本文楽」フランス語字幕制作)
26日|束芋氏(現代美術作家)、足立 寛氏(「杉本文楽」プロデューサー)
会場|グランフロント大阪 北館4階 ナレッジシアター
大阪府大阪市北区大深町3-1
入場料|無料
申込み方法|下記URL内の申込みフォームから
https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0249003/index.html
締切|10月5日(日)23:59
問い合わせ先
NHK大阪放送局
Tel. 06-6941-0431
(月曜~金曜 10:00~18:00)
OPENERSより
MOVIE|8Kスーパーハイビジョンカメラで捉えた迫力の映像
http://openers.jp/culture/tips_movie/news_sugimotobunraku_48450.html