アートフォトの祭典
「ヒルサイド テラス・フォトフェア」

2014.08.29

CLIPPING
hill_side_terrace 左:須藤絢乃 «Gespenster K.N.(sailor) » デジタルピグメントプリント+ミクスメディア Courtesy of Picture Photo Space
右:Charles Fréger «WILDER MANN» チャウシ〈ブルガリア / ラズロク〉 2010-2011 年 ©Charles Fréger, Courtesy MEM, Tokyo

ヒルサイド テラス・フォトフェアが9月4日(木)から7日(日)まで、代官山ヒルサイド フォーラムで開催。アートフォトの世界をリードする18のギャラリーと10の書店、出版社が参加し、写真の展示販売やワークショップ、トークセッションなど写真にまつわるさまざまなイベントが繰り広げられる。

アートフォトの世界をリードするギャラリーや書店、出版社などが参加

世界で活躍する多くのフォトグラファーを輩出し、美術館の鑑賞人口世界一でもある日本。その日本で、写真のある暮らしを提案しようと、日本芸術写真協会のもと、「タカ・イシイギャラリー」や「ユカ・ツルノ・ギャラリー」など18のギャラリーと、「IMA」や「POST」など10の書店、出版社が集結し、かつてない写真イベントが企画された。

会場には、それぞれのギャラリーの一押しのフォトグラファーの作品が展示、販売されるほか、多彩なイベントも目白押し。日本を代表する写真家から、近年注目を集める若手写真家をゲストに、キュレーターや研究者とのトークによって、1960年代から現在までの日本における写真の変遷をたどる連続トーク企画が期間中、全9回にわたり開かれる。

9月6日(土)には、荒木経惟や森山大道のプリントも手がける写真制作会社、写真弘社のプリンターの指導のもと、ゼラチンシルバープリントを体験できるワークショップも開催。

また、ポップアップ・ブックストアでは1967年の創業以来、企画から印刷、製本、そして出版までを自社で一貫して手がけ、完成度の高い造本で世界中の写真ファンを魅了する、ドイツの出版社「シュタイデル」の本が登場。さらに、その「シュタイデル」で20年間にわたって写真集部門のディレクターを務めたマイケル・マックにより、2010に設立されたイギリスの「マック」の本も並び、国際的にも高く評価される両出版社の作品が展示、販売されるという。

ビジュアルコミュニケーションの時代を迎え、ますます身近になった写真のある暮らし。日本で活躍する写真家たちの作品が集結する祭典は、アートフォトの奥深さ、そしてさらなる愉しみ方を伝えてくれる。
Text by YANAKA Tomomi

HILLSIDE TERRACE PHOTOFAIR ヒルサイド テラス・フォトフェア
日程│9月4日(木)~7日(日)
時間│11:00~19:00 ※最終日は~17:00
会場│代官山ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
入場料│一般1500円、学生1000円
http://hillsideterracephotofair.com/

OPENERSより
ART│写真の展示販売やワークショップ、トークセッションも開催
http://openers.jp/culture/tips_art/news_hillside_terrace_photofair_47732.html

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