今年も初夏の祭典
「フランス映画祭2015」が開幕
2015.06.25
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最新のフランス映画がいち早く上映されるとともに、フランスから多くの映画人も来日する「フランス映画祭2015」が今年も華やかに開幕。6月26日（金）から29日（月）にかけて12作品の上映のほか、さまざまなイベントが繰り広げられる。
セザール賞を席巻した『ティンブクトゥ（仮題）』も
一般公開に先駆け上映
日本でその年に上映予定のフランス映画から、上映されない作品までいち早く観ることができる「フランス映画祭2015」。フランスの“いま”がそのまま日本に輸入される、初夏の祭典が今年も幕を上げる。
フランスからの豪華ゲストを象徴する今年の団長となるのは、セザール賞主演女優賞に5度のノミネート、2度の受賞に輝く女優のマニュエル・ドゥヴォス。彼女がパリ文学界に衝撃をあたえた実在の女性作家を主演した『ヴィオレット（原題）』を引っさげ来日する。
またオープニング作品は、今年10月末から全国ロードショーが決定しているエリック・ラルティゴ監督の『エール！』に決定。かつてフランス映画祭で上映され、日本でもスマッシュヒットを飛ばした『最強のふたり』のように笑って、泣ける作品がいち早く上陸を果たす。
音楽を愛する父と娘の苦しみと戦いを描き、本年度のセザール賞の最優秀作品賞、監督賞、脚本賞など7冠に輝いた感動作『ティンブクトゥ（仮題）』も一般公開に先駆け、先行上映。アブデラマン・シサコ監督も来日し、6月27日（土）にアンスティチュ・フランセ東京で対談を通して制作秘話を語るという。
さらに1990年代後半から2000年代に一大ムーブメントとなったフレンチハウスのはじまりを描いた『EDEN エデン』は上映のほか、脚本を手がけたDJ スヴェン・ラヴによる音楽イベント「FRENCH TOUCH」も6月27日（土）22:00から、南青山の「Le Baron de Paris Tokyo」で開かれる。
期間中には、このほかにもさまざまなイベントを開催。本映画祭でも上映される『アクトレス ～女たちの舞台～』（原題：シルス・マリア）のオリヴィエ・アサイヤス監督による特別講義が開かれるほか、特別関連企画として「彼らの時代のすべての少年、少女たち」と題した特別上映もアンスティチュ・フランセ東京で開催。相米慎二監督の『ションベン・ライダー』やジャン・ユスターシュ監督の『僕の小さな恋人たち』など、思春期の若者たちを描いたフランス映画と日本映画がラインナップされている。
東京のほかにも、今年は大阪、京都、福岡でも開催されるという「フランス映画祭2015」。この週末は、フランス映画の世界にどっぷりとつかってみては。
フランス映画祭2015
日程｜6月26日（金）～29日（月）
会場｜有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇（レイトショーのみ）
東京都千代田区有楽町2-5-1
http://unifrance.jp/festival/2015/
オープニング作品『エール！』
上映日時｜6月26日（金） 17:20～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜エリック・ラルティゴ
出演｜ルアンヌ・エメラ、カリン・ヴィアール、フランソワ・ダミアン
2014年/フランス/105分
『ヴェルヌイユ家の結婚狂想曲』
上映日時｜6月26日（金） 21:15～
上映会場｜TOHOシネマズ日劇
監督｜フィイップ・ドゥ・ショーヴロン
出演｜クリスチャン・クラヴィエ、シャンタル・ロビー
2013年/フランス/97分
『ボヴァリー夫人とパン屋』
上映日時｜6月27日（土） 10:30～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜アンヌ・フォンテーヌ
出演｜ファブリス・ルキーニ、ジェマ・アータートン、ジェイソン・フレミング
2014年/フランス/99分
『彼は秘密の女ともだち』
上映日時｜6月27日（土） 14:00～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜フランソワ・オゾン
出演｜ロマン・デュリス、アナイス・ドゥムースティエ、ラファエル・ペルソナ
2014年/フランス/107分
『EDEN エデン』
上映日時｜6月27日（土） 17:30～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜ミア・ハンセン＝ラヴ
出演｜フェリックス・ド・ジヴリ
2014年/フランス/131分
『夜、アルベルティーヌ』
上映日時｜6月27日（土） 21:15～
上映会場｜TOHOシネマズ日劇
監督｜ブリジット・シィ
出演｜レイラ・ベクティ、レダ・カテブ
2014年/フランス/97分
『アクトレス ～女たちの舞台～』（原題：シルス・マリア）
上映日時｜6月28日（日） 10:00～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜オリヴィエ・アサイヤス
出演｜ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ
2014年/フランス、スイス、ドイツ、アメリカ、ベルギー/124分
『ヴィオレット（原題）』
上映日時｜6月28日（日） 13:50～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜マルタン・プロヴォスト
出演｜エマニュエル・ドゥヴォス、サンドリーヌ・キベルラン、オリヴィエ・グルメ
2013年/フランス/139分
『ティンブクトゥ（仮題）』
上映日時｜6月28日（日） 17:50～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜アブデラマン・シサコ
出演｜イブラヒム・アメド・アカ・ピノ、トゥルゥ・キキ、アベル・シャブリ
2014年/フランス・モーリタニア/97分
『たそがれの女心』※クラシック作品、デジタルリマスター版・DCP
上映日時｜6月29日（月） 10:45～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜マックス・オフュルス
出演｜ダニエル・ダリュー、シャルル・ポワイエ、ヴィットリオ・デ・シーカ
1953年/フランス/95分
『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』※ドキュメンタリー
上映日時｜6月29日（月） 13:30～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜ヴィム・ヴェンダース、ジュリアーノ・リベイロ・サルガド
出演｜セバスチャン・サルガド
2014年/フランス、ブラジル、イタリア/110分
『チャップリンからの贈りもの』
上映日時｜6月29日（月） 17:00～
上映会場｜有楽町朝日ホール
監督｜グザヴィエ・ボーヴォワ
出演｜ブノワ・ボールヴールド、ロシュディ・ゼム、キアラ・マストロヤンニ
2014年/フランス/115分
OPENERSより
「フランス映画祭2015」フランス映画の“いま”をそのまま日本に｜MOVIE
http://openers.jp/article/1276148
