奇才テリー・ギリアム監督最新作
『ゼロの未来』
2015.05.18
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近未来を舞台に奇才テリー・ギリアムが描くSFドラマ『ゼロの未来』。5月16日(土)よりロードショーされた。
オスカー俳優クリストフ・ヴァルツが
孤独な男を熱演
イギリスの伝説的なコメディアングループ、モンティ・パイソンの一員であり、『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』といったSF作品からエンターテインメント作品に至るまで、その才能を遺憾なく発揮してきたテリー・ギリアム。彼の真骨頂でもある近未来を舞台に、生きる意味と真実の愛を問いかける『ゼロの未来』が日本でも公開される。
主演には2度のオスカーに輝き、最近では『ビッグ・アイズ』などの出演で知られるクリストフ・ヴァルツ。抑圧された世界を生きる孤独な天才プログラマーが変化していくさまを力強く演じている。ヒロインを演じるのはフランスの女優、メラニー・ティエリー。さらにデヴィッド・シューリス、ルーカス・ヘッジズら実力派が顔を揃えるほか、カメオ出演したベン・ウィショー、ティルダ・スウィントン、マット・デイモンらハリウッドスターたちの活躍にも注目だ。
閉ざされた世界で恋と友情を知る
天才プログラマー、コーエン
コンピュータに支配された近未来。天才プログラマーのコーエンは、荒廃した教会にひとりこもり、「人生の意味」を教えてくれる一本の電話を待ちわびながら、謎めいた数式「ゼロ」の解明に挑んでいた。
ある日、パーティーに連れ出されたコーエンは、ベインズリーというひとりの女性と出会う。最初は困惑するものの、ベインズリーの魅力に惹かれていくコーエン。またおなじころ、「ゼロ」の秘密を知る青年ボブとの友情も次第に生まれ、閉ざされた世界で恋と友情を知ったコーエンの人生は大きく変動していく。
ギリアムらしい風刺的なブラックユーモアとウィットに包まれた壮大なドラマ。しかし、そこにあるのは混沌とした世界に生きる男の眼をつうじた“幸せ”という普遍的な問いかけ。あらたなギリアムの快作の誕生だ。
『ゼロの未来』
5月16日(土)よりロードショー
監督|テリー・ギリアム
出演|クリストフ・ヴァルツ、デヴィッド・シューリス、メラニー・ティエリー、ルーカス・ヘッジズ
配給|ショウゲート
2013年/イギリス・ルーマニア・フランス・アメリカ/107分
http://www.zeronomirai.com
OPENERSより
MOVIE|近未来を舞台に、生きる意味と真実の愛を問いかける
http://openers.jp/article/990759