ブラッド・ピット主演&製作総指揮の
最新作『フューリー』

2014.11.26

CLIPPING
FURY_main_01_665 ©Norman Licensing, LLC 2014

ブラッド・ピットが主演と製作総指揮を務め、圧倒的な臨場感とリアリティ溢れる戦闘シーンを見事に映像化した映画『フューリー』。11月28日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほかで全国ロードショーされる。

圧倒的な臨場感とリアリティ溢れる
戦闘シーンを見事に映像化

俳優としてハリウッドの頂点に立ったいまもなおあらたな挑戦をつづけ、近年はプロデューサーとしての手腕も高く評価されているブラッド・ピット。そんな彼が、類い希なるストーリーと登場人物のキャラクターに惚れ込み、出演を熱望した最新作『フューリー』が、いよいよ日本でも公開される。

去る11月15日(土)には、ブラッド・ピットとローガン・ラーマンのふたりが来日。「理想は平和だが歴史は残酷だ」という劇中のセリフについて、「戦場では常に殺すか殺されるかの状況で、冷徹であらねば生き延びることができない。人間はこんなにも進化したのに、戦争はいたるところで起こっていて、あらゆる理不尽なことがはびこっている。その愚かさや矛盾を表した言葉だとおもう」と熱く語る場面も見られ、本作にかける意気込みの高さがうかがえた。

物語の背景は1945年4月、第2次世界大戦・ヨーロッパ戦線の終結4週間前。死に物狂いで最後の抵抗を繰り広げるドイツ軍に、“フューリー”(=激しい怒り)と命名された戦車で立ち向かった米軍兵士5人の想像を絶する一日の出来事を、カメラが生々しく映し出す。

フューリーの指揮官ウォーダディーに扮したブラッド・ピットが、男気あふれる歴戦の勇者でありながら、複雑な思いを内に秘めた主人公を入魂の演技で体現。そんなカリスマ的なウォーダディーと、18歳の新米兵士を含む部下4人との熱き絆がドラマティックに描かれていく。

さらに元軍人という異色の経歴を持つデヴィッド・エアー監督が、米軍のM4中戦車シャーマンとドイツ軍が誇る最強戦車ティーガーが激突するバトル・アクションを、圧倒的な臨場感とリアリティをこめて映像化。戦場の生と死をテーマに、深遠な人間模様と極限のスペクタクルを融合させ、戦争映画史にあらたに刻まれる渾身の1本を生み出した。

たった5人で300人のドイツ軍に
挑んだ男たちの熱き死闘

1945年4月、戦車“フューリー”を駆るウォーダディー(ブラッド・ピット)のチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が配置された。行く先ざきに隠れ潜むドイツ軍の奇襲を切り抜け進軍する“フューリー”の乗員たち。わずか24時間のあいだに待ち受ける4つの大バトルを通して、ドイツ人女性たちとの束の間の交流から垣間見える人間性や、運命をともにする者同士の固い絆が描かれていく。

森や塹壕(ざんごう)に隠れていたドイツ軍からの突然の猛攻撃を受ける野戦や、建造物が立ち並ぶ市街地での戦い。そして、世界最強の独・ティーガー戦車との死闘。勝ち目のない戦いであることを悟りつつも、ウォーダディーの言葉に仲間たちは最後まで戦い抜く覚悟を決め、ついには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、絶望的なミッションに身を投じていく。

わずか一輌の戦車でドイツの大軍と戦った5人の男は、なぜみずから死を意味する任務に挑んだのか──。まるで自身が戦場にいるかのような恐怖と極限状態を疑似体験できる『フューリー』のクライマックスシーンは、きっと多くの観客の感情に揺さぶりをかけることだろう。

新人兵士ノーマンが、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにし、葛藤を抱えながらも、いつしか兵士として変貌を遂げていく姿にも注目したい。
Text by WATANABE Reiko(OPENERS)

『フューリー』
11月28日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほかで全国公開
製作総指揮|ブラッド・ピット
脚本・監督|デヴィッド・エアー
出演|ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル
配給|KADOKAWA
2014年/アメリカ/135分
http://fury-movie.jp/

OPENERSより
OPEMOVIE│戦争映画史に刻まれる大迫力の戦車バトルに注目
http://openers.jp/culture/tips_movie/news_fury_49928.html

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