半世紀ぶりに発見された、
マグナム・フォトの
オリジナルプリントによる
展覧会がついに日本へ
2016.04.20
- CLIPPING
- ©Werner Bischof/Magnum Photos
「世界最高の写真家集団」とよばれるマグナム・フォト。その発案者でもあるロバート・キャパをはじめとした伝説の写真家8人が企画した初めてのグループ展「マグナム・ファースト日本展」が、4月23日(土)より代官山ヒルサイドフォーラムで開催される。
奇跡の発見により半世紀を経て蘇る歴史的写真展
マグナム・フォトが誕生したのは1947年。第二次世界大戦が終結を
迎えたばかりで、アメリカで『ライフ』誌が広まるなどフォトジャーナリズム隆盛の時代でもあった。日本初公開となる「Face of Time—時の顔」は、彼らがマグナム・フォトを結成し最初に企画した写真展で、1955年6月から1956年2月にかけて、オーストリア5都市を巡回。ロバート・キャパやアンリ・カルティエ=ブレッソン、ワーナー・ビショフといった伝説の写真家8人による83枚の白黒写真からなる
写真展は、彼らが自ら企画し、写真を選び、構成したもので、「写真によるヒューマニズム」というマグナムの理想を最も明快に伝えていると言われている。
半世紀ものあいだ作品の所在が不明となっていたが、2006年にインスブルックのフランス文化会館の地下室で眠ったままの全作品が奇跡的に発見されたのを機に「マグナム・ファースト」としてあらたに蘇った。オリジナルプリントが、台紙やレイアウトなど当時のままに再現された本展は、2008年より現在まで、ドイツ、
オーストリア、スペイン、スロベニア、ハンガリー、韓国の11都市で開催され、ついに日本で初公開を迎える。
マグナム・ファースト日本展
会場:ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8
会期:2016年4月23日(土)〜5月15日(日)
11:00〜19:00
入場料:一般1,000円 学生(高校・大学・専門学校生)500円
中学生以下無料
http://www.magnums-first.jp/