現代美術家・天明屋尚キュレーションによる
グループ展「Tengai 3.0」開催
2016.01.20
- CLIPPING
伝統的な日本画の様式にとらわれず、ストリートやヒップホップなど現代的なカルチャーを融合させる新しい絵画表現「ネオ日本画」を提唱する現代美術家・天明屋尚によるグループ展「TENGAI 3.0」がhpgrp GALLERY TOKYOで開催される。
禅やわび・さびといったミニマルで茶人的な美の系譜とは一線を画し、日本のストリート感覚に根差した武人的な美の系譜を追求し続けてきた天明屋尚。南北朝時代の婆娑羅や戦国時代末期の傾奇者に見られるような、華美で型破りな表現体系を「BASARA」として抽出し、縄文土器から現代のデコトラにいたるまで、それまで美術として捉えられてこなかったものにも焦点をあてる日本画の異端児として、国内外から注目を集めている。
2014年からスタートしたTENGAIプロジェクトは、天明屋が「BASARA」の理念を体現する鬼才にして奇想の作家を発掘・紹介するプロジェクトだ。第3弾をむかえる今展は、現代美術やイラストレーションといった従来の枠組みを越えて、若手から大御所まで、技法もジャンルも様々な7人で編成。日本に先駆けてニューヨークで展示したところ、好評を博し会期が延長になったという。いわゆるステレオタイプな「和」の表現ではなく、オタク文化とも違う、革新的かつ武人的な日本の美の側面を感じられる展示になっている。
<開催概要>
TENGAI 3.0
会期:2017年2月8日(水)〜2月25日(土)
会場:hpgrp GALLERY TOKYO(東京都港区南青山5-7-17 小原流会館B1F)
参加アーティスト:天明屋尚、空山基、淺野健一、伊藤大朗、feebee、加藤美紀、影山萌子
時間:12時〜20時
月曜・毎月最終日曜閉廊
オープニングレセプション:2017年2月8日(水)19:00-21:00
http://hpgrpgallery.com/tokyo/